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“ひょうきん”で“すごく真っ直ぐ” 関西出身の黄金世代、小斉平優和の素顔

“ひょうきん”で“すごく真っ直ぐ” 関西出身の黄金世代、小斉平優和の素顔

配信日時:2020年12月5日 17時39分

ゴルフ日本シリーズJTカップ 3日目◇5日◇東京よみうりカントリークラブ(東京都)◇7023ヤード・パー70>

米国で経験を積んできた22歳が、大会最年少優勝を圏内に捉えている。1998年生まれの22歳といえば、女子ツアーで層の厚い渋野日向子や原英莉花らと同世代。高校3年生でプロ転向を果たし、2018年はPGAツアーシリーズ・チャイナを転戦、今年は米下部ツアーのコーン・フェリー・ツアーで18試合を戦った。

真っ直ぐさが持ち味!小斉平優和のドライバースイング【連続写真】

昨年は日本ツアーにほぼフル参戦して賞金ランク95位に終わったが、海外転戦で力をつけ、帰国後に出場した日本ツアー3試合で2度のトップ10入り。本大会でも3日目を終えて首位と1打差につけ、日本ツアー初優勝を視界に捉えた。

一見すると寡黙に感じるが、その素顔は意外と“ひょうきん”。公私ともに仲のいい中西直人に聞くと、「すごく面白いんですよ」と答えてくれた。同じ大阪出身で、所属事務所も同じ。よく行動をともにしていて、前日も一緒に夕食へ。「基本的にぼくたちアホなので、内容のない会話ばっかりしています(笑)。行った焼き肉屋さんの名物、納豆ジェラートを食べながら、“明日は粘りのあるゴルフをしてきます!”って言っていたりして」。

そんなユーモアあふれるやりとりは相変わらずだが、米国から帰ってきて明らかに変わった部分もあった。

コーン・フェリー・ツアーでは、18試合中12試合が予選落ち。アマチュア時代から実績を積んできた小斉平だったが、持ち味である真っ直ぐな球で、思い切りがいいプレースタイルは米国では通用しなかった。「ショートゲームという壁に突き当たって、ひたすら練習していたので、パターやアプローチもものすごく巧くなった。もともと素直で素晴らしいプレーヤーですし、明日も勝ってくれると思う」と期待をかける。

もちろん今日も、2人で食事に行く予定。中西自身は最下位と苦戦中だが、「ぼくと優和でサンドイッチですね、僕は抜け出したいけど(笑)。来年来たときへの教科書をしっかり作りたい」と冗談交じりに前を向く。ひょうきんな先輩が、優勝争いを目前に控えた後輩の背中をそっと押してくれるに違いない。

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