谷原と1打差で迎えた最終18番パー5。ドライバーのティショットが再び右に曲がり、隣のホールのフェアウェイへ。このピンチを林の間の狭いスペースを抜くショットに成功してパーセーブ。「狙ったのはもう1個左(のスペース)だったけど、右を通っちゃいました」と笑顔。河本のプレーに谷原は、「若いし、球がすごい飛ぶし、やっと日本にもこれぐらい飛ぶ選手が出てきた」と称賛を贈った。
「明日は3アンダー目指して、クリアできたときに優勝できなかったら仕方ないし、できたら幸せだしという感じです」とカラリを笑う期待の若手。海外ツアーでその名をとどろかせる日も、そう遠くない。(文・谷口愛純)