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「高校時代はイップスで80台を打っていた」 22歳の関藤直熙が歩んできたオーストラリアとアジア

「高校時代はイップスで80台を打っていた」 22歳の関藤直熙が歩んできたオーストラリアとアジア

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2020年7月10日 17時15分

<JGTO共催ゴルフパートナーエキシビショントーナメント 2日目◇10日◇取手国際ゴルフ倶楽部(茨城県)◇6766ヤード・パー70>

2日間に渡って行われたツアー外競技、「ゴルフパートナーエキシビショントーナメント」は、9つのバーディを奪ってコースレコードの「61」をマークした22歳の関藤直熙(せきとうなおき)がトータル14アンダーで優勝。しかも2日間ノーボギーのおまけ付きだった。

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広島県福山市出身の関藤がゴルフを始めたのは6歳のとき。シングルプレーヤーだった父、寛さんから手ほどきを受けると、小学3年生ですでに70台で回っていた。中学2年生で日本アマに初出場し、中学3年生の年度末にはナショナルチームのメンバーに選ばれた。小学生のときに抱いた「ツアープロとして世界で活躍する」という夢に向かって順調にステップアップしていたが、広島国際学院高に進むと、「とにかく曲がるんです」とドライバーイップスに悩まされることになる。

コース内にボールが収まればアンダーパーだが、それ以上に曲がると80を切れなくなった。イップスは直らないままだったが、高校3年生のときには、1学年下の金谷拓実と2学年下の弟、関藤侑嗣(ゆうじ)とともに全国高校選手権の団体戦で優勝することができた。

日本男子ツアーのQTに失敗し、高校卒業後はオーストラリアのクイーンズランド州にある、ジェイソン・デイ(オーストラリア)の母校でもあるヒルズ学園ゴルフアカデミーに留学。「自分のことを誰も知らないのは新鮮でした。ドライバーを曲げても下手くそな日本人としか思われないし、おかげで何も気にすることなくボールを打つことができました」とドライバーイップスはいつの間にか直っていた。

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