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自分のゴルフに妥協は一切ナシ!今平の視界にはトップテンも賞金ランクも入っていなかった【記者の目】

自分のゴルフに妥協は一切ナシ!今平の視界にはトップテンも賞金ランクも入っていなかった【記者の目】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2019年10月8日 02時25分

先週の「トップ杯東海クラシック」で7位タイに入った今平周吾。今季は国内ツアー16試合に出場しているが、トップテン入りしたのはなんと11試合。そのうち10試合は初日からずっとトップテンに入り続けて最終日を終えているのだ。残りの1試合にしても、2日目には3位タイにまで順位を上げ、最終的に2位になっている。つまり、最終日にポンと好スコアをマークしてトップテン入りした試合は一度もない。常に優勝争いに絡みながらのトップテンフィニッシュなのだ。

今平周吾のドライバースイング【連続写真】

当然、緊張感が続く中でのラウンドだけに、メンタル的にもかなり疲労がたまっていると予想される。優勝でもしたなら、精神的に癒されるかもしれないが、残念ながら今季の今平は一度も優勝カップを手にしていない。最終日にグッと悔しさをかみ殺しながら、気持ちを切り替えるしかなかった。ある意味、ストレスが何倍にも増えそうだが、翌週にはまた優勝争いに絡んでくる。果たしてどのような精神状態なのか聞いてみた。

「メンタルはそれほど疲れていませんよ。たぶん優勝していないからじゃないですか(笑)? 試合中はなるべく余計なことは考えずに、目の前の一打に集中するように心がけているだけです」

要は、勝つとか負けるとかはほぼ考えず、淡々とプレーしているため、優勝争いの中にいても特に緊張感はないし、精神的にも疲れることはないというのだ。確かに、今平のプレーを見ていると、喜怒哀楽をほとんど出さず、まるで練習ラウンドをしているかのような雰囲気でコース内を歩いている。試合後のインタビューでも、ほかのプレーヤーについてコメントしているみたいに、ほほ笑を浮かべながら話すだけだ。もちろん、優勝する気がないわけではない。むしろ、優勝を狙うといって最終日をスタートすることのほうが多い。

「シーズン3勝の目標を達成するためにも、そろそろ勝っておかなければ…」と、先週のトップ杯東海クラシックで3日目を4位タイで終えたときも気合を入れていた。ただ、それ以上にクリアしなければいけないことがあるようだ。

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