第3ラウンドを終えたあと、17番を振り返って「バーディを獲った今でも、あの攻めはよかったのかなとモヤモヤしている」と表情を曇らせた。しかし、不振が続いた際の、方向性が定まらないことへの迷いは感じられなかったように思う。「ベストをつくしてボギーは仕方がない。1日の中でも必ず波があるし、そこからどう対処していくかが大事」と語った石川。調子を崩しても、そこからどう立て直すかを冷静に見極めることができるのは、これまで積み上げてきたものへの自信と、それが成果に表れ始めていることへの安心感があればこそ。内容に納得できる部分があれば、ベストを尽くせばいずれ巻き返せる。そんな絶対的な自信を垣間見ることのできた圧勝だった。(文・谷口愛純)
