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石川遼が7カ月ぶりのノーボギー ドライバー復調で「10年ぶりくらいに振れている」

石川遼が7カ月ぶりのノーボギー ドライバー復調で「10年ぶりくらいに振れている」

所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi

配信日時:2019年6月8日 19時53分

日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 3日目◇8日◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7,387ヤード・パー71>

順延となった第2ラウンドを終え、トータル3オーバー・56位タイとギリギリの予選通過となった石川遼。第2ラウンドの18番でパーパットを沈めると、ほっとしたように両手を挙げた。

昔からこれは変わらない! 石川遼、キレッキレスイングの秘訣はブレない軸【連続写真】

朝6時30分に第2ラウンドの残り8ホールを消化し、午後1時から第3ラウンドの18ホールをプレー。体力的にも辛い中で迎えた第3ラウンドは、「10年ぶりくらいに(苦手な)このコースでドライバーを振れている。久しくないくらい気持ちよく振れた」と、前日につかんだドライバーの手応えは幻ではなかった。3バーディ・ノーボギーの「68」とスコアを3つ伸ばしてホールアウト。昨年11月の「ダンロップフェニックストーナメント」最終日以来となるノーボギーでのラウンドだった。

これまでとの違いは、得意とするアイアンと、ドライバーの振り方に対する意識。「少しドライバーはアッパーを意識してやっていたけど、今まではアイアンもそうしなければいけないと思っていた。ドライバーでアッパーに打ち出したら、自然にアイアンもアッパーになってしまう。でも、そうするとアイアンのよさが無くなる」と、2番アイアンで低い球を打つ練習を重ねたところ、アイアンのよさを残しつつドライバーが上向きになった。

「ドライバーがよくなって、見えるコースの景色が大分変わった。あまりにもドライバーの自信を失っていたので、これだけ良くても明日はどうなのかなというのもあった。このコースでドライバーを打っていくのが楽しみと思えるのは、今まではなかった」と、疲れがにじみながらも充実した表情を浮かべた。昨年のツアー本格復帰から試行錯誤を重ね、今季は腰痛にも悩まされたが、ようやく長いトンネルの出口が見え始めたのかもしれない。(文・谷口愛純)

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