一発逆転なるか！？　賞金シードをかけた最後の戦いを前に、選手たちが思うこと

＜カシオワールドオープン 事前情報◇21日◇Kochi黒潮カントリークラブ・高知県（7335ヤード・パー72）＞

来年の賞金シードをかけて、最後の戦いが幕を開けようとしている。出場者が30人に限られた「ゴルフ日本シリーズJTカップ」を除けば、本大会がシーズン最終戦。この試合を終えれば、来年の出場権をかけた賞金シードが確定する。

シードの獲得ラインは賞金ランク65位までだが、3人のランキング対象外の選手がいるため、現状68位まで。ここからこぼれてしまえば、残るは11月29日（木）に開幕する予選会ファイナルQTに挑むしかない。本大会は賞金総額2億円、優勝賞金4000万円と高額賞金がかかるため、一発逆転にむけて、それぞれの想いを胸に開幕を迎える。

■近藤智弘（賞金ランク65位、復帰すれば2年ぶり17回目）
「この1年は、なかなかうまくいかなかったという感じ。（シードに向けては）いいゴルフの時もあったので、もう少し頑張りたいなというのはありました。今年はこれで最後なので、集中していいプレーをしたい。賞金が高くてもいいプレーをしないと（手にする額は）安いので。すっきりするようないいプレーを目指してやるだけです」

■香妻陣一朗（賞金ランク73位、16年から2年連続保持）
「苦しいシーズンだったかなと思います。夏以降調子を落としてなかなか良くならず、クラブの面でも上手く調整しきれなかった。でも、今はいいクラブを使って調子も上向きです。前向きにいけるかなと思います。QTに行く準備もできていますし、賞金ランクは気にせずできています。ここは風が結構吹くので強くなったときに気をつけたい。外しちゃダメな方には打たないようにやっていきたいと思います」

■松原大輔（賞金ランク76位、獲得すれば初シード、サードQT1位通過）
「シードは気になりますが、フォールシャッフルなどの節目のときに、それを意識して力を出し切れていなかった。やることが明確な時の方が結果はついてくるので、今週はやるべきことを第一に考えて、結果的に目標が達成できれば。サードQTを終えて色々準備もできているので、あとはやるだけです」