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スコアが出そうで出ない 松山英樹はパター変更も急浮上ならず

スコアが出そうで出ない 松山英樹はパター変更も急浮上ならず

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2018年11月17日 17時31分

ダンロップフェニックストーナメント 3日目◇17日◇フェニックスカントリークラブ・宮崎県(7027ヤード・パー71)>

4年ぶりの大会制覇が遠のく3日目となった。前日に続き2日連続の「69」とスコアは伸ばしたものの、トータル3アンダーの30位。首位とは9打差と、最終日は苦しい戦いとなりそうだ。

【米国男子の注目スイング】スライサー必見!松山英樹の正確ショットの秘密は“視線”にあった

10番スタートの松山は14番パー4でセカンドを50センチにつけたが、その後はボギーとバーディを繰り返し、前半は3バーディ・2ボギーの1アンダー。後半も7番でバーディを奪ったが、目指したビッグスコアは得られなかった。

理由はパッティングにあり。ライン読みの問題かタッチの問題なのか聞かれ、「なんでしょうね。その原因が分かれば簡単ですよね、ゴルフって」と、グリーン上で苦しんだ。出だしから2、3メートルの入れごろバーディパットを外し、波に乗れなかった。

朝のスタート。松山は2日目に使ったものとは別のパターをバッグイン。コースへと飛び出したが、「何使っても入らないので、替えてもいいかなと思っていました」と、前日も悩んだパッティングに光明を見いだそうとしたが、結果的には幸運を引き寄せることはできなかった。

それでも持ち前のショットは日に日に改善。「アイアンに関しては良かったんじゃないかと思います」と及第点をつけるが、「ティショットとのつながりが全然ないので、フェアウェイから打たないとそのアイアンも本当にいいのかわからない」と、ホールの中での流れには不満が残った。

今年の日本でのラウンドは残すところ1ラウンド。ギャラリーからの大声援を受ける1週間となっているが、ため息ではなく、大きな拍手とナイスバーディの絶叫を生み出すプレーを最後に見せてほしい。(文・高桑均)

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