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「いやぁタフですね 日本オープンみたい」 石川遼が改造された富士桜を警戒

石川遼が2009年、10年に連覇している大会に挑む。

所属 ALBA Net編集部
神吉孝昌 / Takamasa Kanki

配信日時:2023年8月30日 19時16分

<フジサンケイクラシック 事前情報◇30日◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7424ヤード・パー70>

2009、10年に大会連覇を果たした石川遼が富士桜に帰ってきた。30日は、プロアマ戦に参加し最終調整。今年のコースセッティングは、昨年までのアウトとインの入れ替えや、パー71から70に変更されるなど、従来とは異なる様相を呈している。

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「いやぁ、今年は特にタフですね。雨が降らなければ、グリーンも硬く締まっている状態のままだと思う。本当に、日本オープンみたいなセッティングの感じがします」。さらに、ラフの長さにも警戒を強める。「ロングゲームもショートゲームも両方ともストロークに影響が出るぐらいのラフの長さだと思います」。100ミリに設定された深いラフでは、レイアップをせざるえない場合や、アプローチも諦めるしかない場合も出てくるという。
 
そんな今年の富士桜で石川が攻略のカギに挙げるのは、440ヤードの最終18番パー4。昨年までは9番だったホールだ。「ティショットがフェアウェイに行けば、パーオンする確率はやっぱりグンと上がると思うですけど、フェアウェイの広さも昨年の18番より狭いですし、やっぱりグリーンも硬くなっているので、ラフから小さいグリーンで止めるのはかなり至難の技かなと思う。かなりタフなホールだと思いますね」と最終ホールはスコアが変動すると予測する。
 
そして、弟の航がマンデートーナメント(主催者推薦選考会)を突破し、本戦の出場が決まった。「(航には)ナイスっていうことは話して、やっぱ自分の実力でしっかりつかんだ本戦の切符なので、本当に素直にすごいなと思います」と称える。その弟のキャディを務めるのは、妹の葉子さん。先週の「Sansan KBCオーガスタ」では遼のキャディを務め、2週連続でバッグを担ぐ。「航が熱望したみたいな(笑)。2週連続でちょっと大変かと思いますけど、家族で頑張りたいなと思います」。
 
今大会2勝の石川だが、自身の調子は“普通”だという。「毎日多少の調子の波はあると思うので、それに対してどうやって対応していけるかが、すごく鍵になると思う。2アンダーが4日間続いたら、かなりいいスコアになると思うので、頑張りたい」。得意の富士桜で今シーズン初優勝に期待がかかる。(文・神吉孝昌)

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