<インターナショナルシリーズ・ジャパン 最終日◇5日◇カレドニアンGC(千葉県)◇7126ヤード・パー71>
昨年、このインターナショナルシリーズ(IS)のポイントランクで2位になり、今年からLIVゴルフに主戦場を移した浅地洋佑は、トータル10アンダー・12位タイで“LIV代表”としての戦いを終えた。「欲をいえば、あと3つ、4つ欲しかった」。日本開催の大会で、優勝に5打届かなかった現実を「満足してない。短い距離のパットを外したり…納得できない」と斬り捨てた。
今年からプレーする新たな職場は、「プロ1年目の気持ち。毎週ワクワクする」という刺激に満ちた場所だ。「右を見ると(ジョン・)ラームがいて、左を見れば(ブライソン・)デシャンボーがいる。前には(セルヒオ・)ガルシア。自分にプラスしかない」。そのなかで、“生き残り”に必死という日々を過ごしている。
今季は所属チームなしの『ワイルドカード枠』で参戦している。ここまで5試合に出場し、最高成績は2月の開幕戦・リヤド大会(サウジアラビア)での17位。ポイントランキングは41位で、来季シード権(ロックゾーン)の34位に届いていないのが現状だ。
もちろん、ここでの活躍が最優先事項になるが、「来年の確約がないので、この(インターナショナル)シリーズで頑張って(LIV出場権が与えられる)上位2人に入るという気持ちでやっている」というのも、アジアでプレーする大きな動機。だからこその物足りなさもある。海外での生活も「慣れた」と話す。そこは「すごい一流ホテルをツアーが用意してくれる。乗り継ぎがあればチャーター機も出るし、規模が違う。日本よりいい暮らしをさせてもらってます」という、まさに夢の舞台だ。
今週の試合も18番グリーン脇にDJブースが用意されるなど、静かな中で行われる日本ツアーとは雰囲気もやや異なる。ただ、これも「(LIVは)毎ホール音楽が流れているから、ひさびさに静かな中でプレーしました」と、今では寂しいくらい。「(複数ホールから選手がスタートする)ショットガンも慣れました。1番、10番から出るほうが違和感です」と、すっかりLIVの水になじんでいる。
昨年は11月に行われたISのシンガポール大会で優勝し、今の生活を切り開いた。今年もLIVに加え、このISにも参加し、ここでの来季出場権も狙っていくつもりだ。「今週もそうですけど、もったいないミスが重なっている。(LIVは)パー68で回らないといけないイメージ。1、2打(伸ばすくらい)では、向こうでは戦えない」。最終日は「66」で回ったものの、今はそれでは満足できない。
来週の男子ツアー国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」(9~12日、三重・東建多度カントリークラブ・名古屋)など、日本ツアーへの出場も予定している。それが終わると、メキシコへ行き16日からのLIV・メキシコシティ大会に出場する。主戦場はここも含め残り8試合(最終戦はチーム戦のみ実施)。日本、アジア、そして世界を渡り歩く。(文・間宮輝憲)
