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好スタートを切るための注意点!1番ホールの攻略方程式(講師・広田悟)

アマチュアは、朝イチホールさえ無難にクリアできれば、その勢いで意外とリズムよく18ホールを回りきれる。しかし、その1番ホールがなかなか上手くいかない…。緊張する気持ちを抑えて1番ホールで気をつけるべきことをしっかり頭の中で整理整頓しておこう!(※本記事はALBA611号に掲載されました)

配信日時:2017年5月7日 18時00分

90切りレベルは…いかにパーセーブできるかを考える

 90切りを目指すレベルのゴルファーが、朝イチホールできっちりパーを獲るには、パーオンさせることがもっとも重要になります。ただ、無理をして大ダフリや大曲がりは、絶対避けたいこと。しっかりボールのライを見極めて、無理をしないことが、結果的にパーオン率が高くなり、パーセーブ率を上げることになります。目安にしてもらいたいのが、フェアウェイから打てるときは、ある程度ピンを狙ってもいいでしょう。

 ただセミラフに入ったら、朝イチで自分がどれだけ体を動かせるかがわからないので、ライが良く見えても、グリーンセンター狙いがいいでしょう。完全にラフに入った場合は、むしろパーオンの選択は捨てて、グリーン手前の寄せやすいエリアにターゲットを変えることです。

 残り距離にもよりますが、朝イチは、フェアウェイから打てるときでも5割はミスショットになると思ってください。<B>ラフからだと2割くらいしかパーオンさせられない</B>のが90切りレベルなのです。

鉄則1/フェアウェイからはピン位置次第で攻めてよし!
勢いに乗る意味でライが良ければ思いきって狙う。ピンを狙い打つときは、外しても寄せやすいエリアのことを常に頭の中に入れながら打つすること

鉄則2/セミラフはグリーンセンター狙いで!
セミラフならそれほど芝の影響はないが、フライヤーになって、飛びすぎることがあるので、番手は小さめを持つのが正解

鉄則3/ラフは寄せやすい花道狙いで!
ショートしてもいいから手前に刻もう。朝イチは体が動かないので、無理やり振り切ろうとするのは逆効果。短めのクラブで、しっかり振り抜く

<ラフに入ったら…1>ライが悪くなるほど保険を大きくかける

ラフでも浮いている時は、グリーンを狙ってもいいが、距離の計算はたちにくい。ラフでボールが沈んでいる場合は、番手を下げて、無理をせず打つこと

ラフでも浮いている時は、グリーンを狙ってもいいが、距離の計算はたちにくい。ラフでボールが沈んでいる場合は、番手を下げて、無理をせず打つこと

 ラフからのボールは上手く打てたとしても、距離の計算がしにくい。飛びすぎたり、飛ばなかったりするので、むやみにグリーンを狙わずに、ショート目に、次打で寄せやすいエリアを狙って打っていくことがおすすめです。

<ラフに入ったら…2>カナヅチで釘を打つように手首を使う

右手首をカナヅチで釘を打つように使うと、ヘッドの重さを効かせて打つことができる

右手首をカナヅチで釘を打つように使うと、ヘッドの重さを効かせて打つことができる

 ラフからしっかり距離を出すには、手首を固め過ぎないことです。カナヅチで釘を打つように、打つ瞬間に手首を伸ばすと、ヘッドの重さを使ってボールをヒットすることができます。強く打ち込もうとするほど、ラフに食われてしまいます。
ラフの抵抗に負けずに振り切れれば、ある程度はグリーン近くまで飛ばすことができる。振り切ることが重要

ラフの抵抗に負けずに振り切れれば、ある程度はグリーン近くまで飛ばすことができる。振り切ることが重要

<バンカーに入ったら…1>ツマ先体重で構えると体が回りやすくなる

ツマ先体重にすると重心が安定して、不安定な砂の上でも振りやすい

ツマ先体重にすると重心が安定して、不安定な砂の上でも振りやすい

 フェアウェイバンカーにつかまったら、まずはラフと同様に、しっかり距離を出して、次打が寄せやすいエリアまで運ぶことです。ここで避けたいのが大ダフリ。カカト重心だと、体が上下に動きやすく、ボールとの距離が変わりやすいので、ややツマ先体重で構えてください。

<バンカーに入ったら…2>下半身は固めず腰をしっかり回す

腰を回転させると、砂の抵抗に負けずにしっかりグリーン近くまで距離を出せる

腰を回転させると、砂の抵抗に負けずにしっかりグリーン近くまで距離を出せる

 フェアウェバンカーは、トップ気味で良いと思うと手打ちになりやすく、逆にダフることがあるので、下半身、特に腰は固めすぎずにしっかり回転させましょう。体の回転力が強まることで砂の抵抗に負けず、グリーン近くまで距離を出すことができます。

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