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好スタートを切るための注意点!1番ホールの攻略方程式(講師・広田悟)

アマチュアは、朝イチホールさえ無難にクリアできれば、その勢いで意外とリズムよく18ホールを回りきれる。しかし、その1番ホールがなかなか上手くいかない…。緊張する気持ちを抑えて1番ホールで気をつけるべきことをしっかり頭の中で整理整頓しておこう!(※本記事はALBA611号に掲載されました)

配信日時:2017年5月7日 18時00分

広田悟/73年生まれ。ツアー1勝。ベテランの域に入ってきた近年は、飛距離よりも精度に磨きをかける
広田悟/73年生まれ。ツアー1勝。ベテランの域に入ってきた近年は、飛距離よりも精度に磨きをかける

100切りレベルは…飛ばしたいと思うより、体をしっかり回す!OBだけは絶対NG

 100切りレベルのゴルファーにとってスタートホールは、まずティショットを成功させることです。ただフェアウェイに飛ばしたいと思えば思うほど、朝イチの緊張感からコースが狭く見えてしまうものです。朝イチホールのティショットは、OBでなければどこでもいいというくらいの気持ちを持って打ちましょう。

 <B>スイングのポイントは、手を使い過ぎないように、両ワキを締めて、コマのようにくるっと体を回転させることです。</B>ボールに当てようとすると、体が目標方向に突っ込んでしまいます。背骨に軸を感じながら、胸の向きを左右に入れ替えるようにスイングしてください。ワキを締めたままだとスイング自体はコンパクトになりますが、芯に当たる確率が高くなるので、効率良く飛ばすことができるのです。

<POINT1>本番と同じ素振りを打つ前に行う

本気でボールを打つつもりの素振りをすれば、体の筋肉をほぐす効果もあるので、リラックスして本番ショットにのぞめる

本気でボールを打つつもりの素振りをすれば、体の筋肉をほぐす効果もあるので、リラックスして本番ショットにのぞめる

 素振りはなんとなくするのでは意味がありません。打ちたい弾道を思い描いて、アドレスに入る前に、必ず本番と同じ本気の素振りをしてください。すると体の筋肉がその動きを覚えてくれるので、緊張した状況でも体がスムーズに動いてくれるわけです。

<POINT2>芯で当てるために短くグリップ

グリップを短く持つだけでスイング弧は小さくなり、長いクラブも振りやすい

グリップを短く持つだけでスイング弧は小さくなり、長いクラブも振りやすい

 芯でヒットするためにコンパクトなスイングをするわけですが、その準備は怠らないでください。グリップを短く持って、ティをやや低くする。これはプロでも必ずやっていること。短く持つだけでスイングはコンパクトになるのですから、必ず実践してください。

<POINT3>両ワキをアドレスでしっかり締めておく

アドレスに入るときに、両ヒジを内側に絞るように、両ワキを締めると、体に密着させられる

アドレスに入るときに、両ヒジを内側に絞るように、両ワキを締めると、体に密着させられる

 スイング中、腕と体を離さないように振ることがコンパクトなスイングをするための基本です。少し窮屈に感じると思いますが、腕が離れるとクラブが好き勝手に動いてしまい、芯でヒットできなくなります。両ヒジを内側に絞るように、アドレスから締めておきましょう。
胸をテークバックで後方にフォローで目標に向ける。体の中心軸が傾かないようその場で回転すること

胸をテークバックで後方にフォローで目標に向ける。体の中心軸が傾かないようその場で回転すること

足をクロスさせての前屈。股関節と腰を伸ばす効果がある

足をクロスさせての前屈。股関節と腰を伸ばす効果がある

効果的なストレッチをティグラウンドでしておく

スタートの直前でもいいので、ストレッチは必ず行ってください。体をほぐす意味と、怪我を防止する効果があります。特に、腰まわりをしっかり伸ばしておくと、体のスムーズな回転につながります。時間があれば、スタートホールは毎ショット前にすることをおすすめします。

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