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ドライバーショットが苦手な人は、基本のおさらいを!

YouTubeのチャンネル登録多数の教える達人、長岡良実プロ。師匠は「我孫子一門」を育てたことで知られる(故)林 由郎プロで、習志野CCで腕を磨いたプロゴルファーだ。高い技術を持ち、理論的な説明でレッスンの分かりやすさに定評がある長岡プロのゴルフ知識が凄い!

配信日時:2017年5月5日 08時46分

プロゴルファーの長岡良実です!


こんにちは、プロゴルファーの長岡良実です。簡単に自己紹介をさせていただくと、地元・茨城を中心に、千葉など二か所で『NAGAOKA GOLFスクール』を開校しています。

ゴルフはいつでも気軽に始めることができ、いつまでも長く楽しめるスポーツです。緑あふれる広大なゴルフコースで、自分の思いどおりにショットできたときは、誰もが「楽しい!」「気持ちいい!」と感じるはずです。けれどもこの楽しさは、ゴルフスイングの基本を身につけていなければ味わうことができません。

そんな皆さんに、末永くゴルフを楽しんでもらうため、お手伝いをさせてもらっています。YouTubeでさまざまな動画を用意していますし、私のホームページでも、いろんな動画を通じて、ゴルフ上達のアドバイスをさせてもらっています。

さて、今回ご紹介したいのは、ドライバーの打ち方です。ゴルフ歴の長い人でも、「ドライバーが苦手」という人が多いのですが、一番長くて飛距離の出るクラブだけに、上手くいけば最高の楽しみがありますし、それだけコントロールが難しい番手でもあります。今回の動画はYouTubeで190万回以上再生していただいているものなので、改めて基本を確認する意味で観ていただければと思います。

ドライバーの基本は、適切なティアップから。ヘッドからボール半分くらい出る高さが基本

ドライバーの基本的な打ち方で、まずティアップの高さが大事です。ドライバーヘッドの上部、クラウン部分がボールの赤道と同じ高さ、つまりボール半分くらいがヘッドの高さから出た状態がおすすめです。あまりにも低すぎたり、高すぎたりしてしまうと、ボールのスピン量に非常に影響してしまうので、半分出るくらいが基準と考えましょう。

高すぎたりしてテンプラしてしまったり、低すぎたりしてスピン量が多くなったりもしますので、この半分くらいボールが出る高さというのが基本と考えていいでしょう。もちろん、フォローの風に乗せたりする場合はティアップを高くしたり、アゲンストの風で低く打つためにティアップを低くしたりと、状況によってティアップの高さを使い分けることがあります。

ボールの位置は左カカト線上、スタンス幅は肩幅が足の内側に入るくらいが目安

適切なティアップができたら、今度はアドレスです。ボール位置は、左カカト線上が目安になります。また、スタンス幅は、肩幅が足の内側に入るくらいが基本といっていいでしょう。もちろん、スタンス幅は人によってさまざまで、飛ばそうという意図でワイドスタンスにする方もいます。

そして、ボール位置も、人によって打ちたい球によって多少変化します。左カカト線上よりも、1個分内側に寄せたり、1個半分ボール位置を中に入れたりする人もいます。例えば、ドローボールを打ちたいとか、そういった状況しだいでボール位置も変化するということですね。

アドレスでは、無意識に体を開いてしまう人が多い

適切なティアップやボール位置が分かったら、次はセットアップになります。この時に注意してもらいたいのが、アイアンなどに比べると、ドライバーは左カカト線上にボールがあるため、視線がどうしても左を向いてしまいやすいということです。

このボールが自分より左サイドにあるために、顔の向きと連動して、おヘソや胸、肩の向きも左を向きやすいのです。このままだと目標に対して体が開いた状態になりますので、バックスイングでも肩の入り方が浅くなってしまいがちです。その浅い状態から体を回してしまうので、胸が開いた状態で当たり、ボールをこするような形になって飛距離が落ちたり、方向性が悪くなる現象が起きてしまいます。

「ボールはただ左にあるだけ」体の中心を常に意識して!

これを防ぐためには、「ボールはただ左にあるだけ」と考えて、体の中心をしっかりと意識しましょう。そうすることで、スタンスのラインに対して、ヒザ・腰・胸・肩のラインが平行になった状態を意識できるようになります。自分の左にあるボールをしっかり見るような形だと、どうしても左サイドに頭も突っ込んだ体勢になりがちです。そうなると、バックスイングが浅くなったり、のけぞってしまったりとエラーを抱えることが多いんです。

これを防ぐために、体の中心を常に意識して、バックスイングではスタンス中央を延長した線よりも、深く肩を回すことを意識しましょう。自分ではしっかり肩を回せていると思っていても、浅くなっている人が大半です。体の中心軸を意識しながら、しっかり肩を回していきます。インパクトゾーンでは、体の中心に最下点が来ます。その後、左カカト線上にあるボールに向かって、ドライバーはなだらかなアッパー軌道でボールを捉えることになります。この基本を意識しておけば、ドライバーの苦手を直せる人がたくさんいるはずです。


【長岡良実/プロフィール】
ながおか・よしみ/1972年生まれ、茨城県出身。ゴルフを始めたのは14歳。きっかけは父親に連れられて見に行ったトーナメントで当時のトップ選手、セベ・バレステロスからボールをプレゼントされたことから。以後、ジュニアの競技で活躍したのち習志野カントリークラブの研修生を経て1999年プロテスト合格。高い技術を持ち、理論的な説明でレッスンの分かりやすさには定評があり、茨城校として南が丘ゴルフガーデン千葉校としてナガミネゴルフセンターで指導を行っている

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