【6Iでグリーン近くに運ぶ】V字軌道でスライスを打つと…ヘッドが芝に負けずに飛ばせる
「ラフからのショットはインパクトでフェースがかぶりやすくなるため、フェースを開き、少しオープンスタンスで構えることが大切です。また、低く長いインパクトゾーンをつくってしまうと、芝の抵抗をモロに受けることになってしまいます。バンカーショットのようにアウトサイド・イン軌道でVの字に振ると、芝の抵抗を最小限に留めることができます。すると、球筋はスライスになる。つまり、ラフからのショットはインテンショナルにスライスを打つイメージで振るのがポイントです。
もうひとつ、頭に入れておいてほしいのは、通常のショットとトータル飛距離は変わりませんが、弾道が変わるということです。いつもより球が低くなり、スピン量が減ってランが出る球筋になるので、バンカー越えショットなどは避け、花道からグリーンを攻めるようにしましょう(高橋)」
【9Iでフライヤーを防ぐ】フェースローテーションは少なめ、振り幅は7割に抑える
クラブが短いショートアイアンは、スイング軌道が自然にアップライトになります。つまり、ロング・ミドルアイアンのようなタテ振りは必要なし。フェース面も開かずにアドレスしましょう。注意点はフェース面を変えないこと。フェースローテーションすると芝の影響を受けるので、フォローはターゲット方向にヘッドを動かすイメージを持ってください。スタンスを狭めてオープンに構え、ボールをやや右にセットすると振り抜きやすくなります。
芝の抵抗を減らす打ち方をしても、ボールとフェース面の間に芝があるとスピンがかからず飛びすぎてしまいます。フライヤーすることを考慮して7割程度の振り幅でスイングするとフルショットと同じ距離が打てるはずです。ちなみに、スタンスをオープンにするのはコンパクトにスイングしやすくなる意味もあります。これでイメージ通りの距離感でグリーンを狙えるでしょう。
グリップは短く握って暴れるのを抑える
ボール位置を右にするとフォローで振り抜きやすい
スタンスを狭くしてオープンにすると7割スイングになる
この特集が掲載されたのは…
●特集企画1…グリーン周りはピッチングウェッジ1本が最強
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