硬いバンカーだと、ホームランをしそうだし、緩むと一発では脱出不可能だ。スコアを崩す要因でもある硬いバンカーの、距離の打ち分け方を小林伸太郎が教えてくれた。
カットに振ればフワリと上がりやすい
「ピンがバンカーの先、エッジから5ヤードくらいの近いときは、ややオープンスタンスで構え、アウトサイド・インに振り抜きます。
アウトサイド・インに振り抜こうとすることで、無駄なフェースローテーションを防ぐことができ、ボールをフワリと上げることができます。前傾姿勢を保ちながらスイングし、フィニッシュでフェース面が真後ろを向くようにすれば、出球が安定するはずです。
また、ピンまで30ヤードくらいあるときはキャリーを出すためにSWで思いっきり振るのは危険。無理をせず、AWでランを多めに出して寄せていきましょう。このとき、気を付けたいのは飛んでしまうことを恐れての緩みです。短く持った分、アウトサイド・インにしっかり振り抜きましょう。
結果、距離がある硬いバンカーからでも、ランを増やし、ピンに絡むことが多くなるでしょう(小林)」
この特集が掲載されたのは…
●巻頭特集…“あなたは8番アイアンで何ヤード?”アイアンだって飛んだほうがいいんだ!
●特集企画1…保存版・2017年ドライバー図鑑「スプリング1Wでぶっ飛ばせ!」
●特別企画2…絶対に寄せワン!グリーン周りのアプローチは番手を変えるが正解
●特別企画3…上を向いたフェースが“シャットに上げた”証拠「シャットに上げる選手がいま強い」