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180ヤードのPAR3レベル別の攻め方・打ち方(講師・諸藤将次)

PAR3。ティグラウンドから打てるとはいえ、距離が180ヤードともなるとパーオン率はかなり低くなる。一番の原因は長いクラブを持たなければならないからだろう。そんな難しいクラブを使うときの攻め方と打ち方を頭に入れておけば、きっちりパーをセーブすることはもちろん、あわよくばバーディだってありえるぞ !

配信日時:2017年3月2日 12時00分

講師・諸藤将次/1985年生まれ、福岡県出身。2011年『フジサンケイクラシック』でツアー初優勝。180cm、65kgと細身ながらツアー屈指の飛ばし屋
講師・諸藤将次/1985年生まれ、福岡県出身。2011年『フジサンケイクラシック』でツアー初優勝。180cm、65kgと細身ながらツアー屈指の飛ばし屋
目次

大きく構えて腕を速く動かし最後まで振り切る

 100切りレベルのゴルファーにとって、180ヤードくらいの距離をきっちり打つのはかなり難しいことです。それは、飛ばそうとしたり、ボールを上げようとして腕がきっちり振れていないから。まずは、長さのあるクラブをきっちり振り切れる打ち方を覚えましょう。

 腕が振れなければ、ヘッドスピードは上がりません。結果、飛距離も出ない。対策としてはアドレスで高い位置からボールを見るようにして、大きなアドレスを作ります。大きく構えることで、胸の前に腕が振れるスペースができます。腕を動かしやすい状態を作って、腕が速く振れるようにし、フィニッシュまで振り切る。これが、ミスが出にくく、しっかり飛ばせる一番の方法です。

【100切り! しっかりグリーンまでの距離を出す(1)】上体を起こして胸の前に腕を振れるスペースを確保する

▲クラブを振ろうとすると、どうしても手先だけの動きになりやすく、腕が詰まる感じになる。そこで腕を振りやすいように大きく構え、体の前にスペースを作っておくことが重要

▲クラブを振ろうとすると、どうしても手先だけの動きになりやすく、腕が詰まる感じになる。そこで腕を振りやすいように大きく構え、体の前にスペースを作っておくことが重要

【100切り! しっかりグリーンまでの距離を出す(2)】腕の動きが詰まると飛距離は出せない

▲腕の動きがスムーズになると頭の位置が動かずにしっかり振り切ることができる。自然にスイングバランスも良くなる

▲腕の動きがスムーズになると頭の位置が動かずにしっかり振り切ることができる。自然にスイングバランスも良くなる

 長いクラブを使うときに出るミスの原因は、頭が動き過ぎたり、手先でボールに当てようとしてミート率が極端に落ちることにあります。言い換えれば、腕が動かせないから体が起き上がり、頭が動いてしまうわけで、しっかり腕が振れれば、頭は動かないし軸もブレません。

【100切り! しっかりグリーンまでの距離を出す(3)】目の位置を高くして大きなアドレスを作る

▲目の位置を高くすると、胸の前にスペースができて腕が振りやすい状態になり、手先だけの動きを防ぐ効果がある。アドレスで、ボールに集中し過ぎると体勢が低くなり小さな構えになって、腕が動かしにくい状態になるので注意

▲目の位置を高くすると、胸の前にスペースができて腕が振りやすい状態になり、手先だけの動きを防ぐ効果がある。アドレスで、ボールに集中し過ぎると体勢が低くなり小さな構えになって、腕が動かしにくい状態になるので注意

 ボールに当てようとして、ボールに集中し過ぎると無意識にアドレスでの体勢が低くなります。この状態でスイングすると必ずインパクトでは腕が詰まってしまいます。顔を上げて目の位置を高くすることで、胸の前にスペースができ、腕が振りやすい大きな構えができます。

【100切り! しっかりグリーンまでの距離を出す(4)】左足体重にしてミート率を上げる

▲左足6に対して右足4くらいの割合で左足体重に構えてスイングする。反対に、右足へ体重を乗せると体の軸が動くのでミート率が悪くなる

▲左足6に対して右足4くらいの割合で左足体重に構えてスイングする。反対に、右足へ体重を乗せると体の軸が動くのでミート率が悪くなる

 長さのあるクラブはどうしてもミート率が落ちます。体重を左足体重にして、スイング中も左足体重をキープしたまま振るようにしましょう。飛ばそうとしてテークバックで右足に体重を乗せてしまうと、今度は戻す動きが必要になり、効率の悪いスイングになってしまいます。

【100切り! しっかりグリーンまでの距離を出す(5)】ショートアイアンよりもヨコ振りイメージで振る

▲ヨコ振りをイメージするとフェース面をターンさせられるのでつかまった球が打てる

▲ヨコ振りをイメージするとフェース面をターンさせられるのでつかまった球が打てる

 腕の前にスペースを作ってもヘッドを真っすぐに動かそうとすると、長いクラブは速く振れません。フェース面がしっかり返るようにヨコ振りをすることで長いクラブでも速く振ることができるのです。これでしっかりボールがつかまり、飛距離を出すことにつながるのです。

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