高いトップから大きなスイングアークで飛ばす
両足カカトが浮くジャンプアップ打法は球が曲がる要因となる
178cmとそれほど大型でもないですが、余裕で300ヤード以上をぶっ飛ばす飛距離は、両足をジャンプして下半身の力を上へと伝えることで、圧倒的なヘッドスピードアップを可能にしています。ただ、この打法は、彼の全身バネのような身体能力の高さを備えて初めて可能となる打法であり、アマチュアではとても真似できない高度な動きです。ジョーダン・スピースらと仲がいい彼はマスターズ後などに遊びのプレーをして、飛ばし合いを行っているそうですが、子供のころからそんな風に重たいクラブに負けないように小さい体を目いっぱい使った結果、両足をインパクトで伸ばしてジャンプアップして遠心力を増やす打法を獲得しているのだと思います。
ただ、この打法は体の回転が先行しすぎると振り遅れてしまいます。逆に回転が止まってしまうと左に曲がるリスクも背負っている打法といえます。これは本当にアマチュアには真似のできない動きだと思います。