100を切るにはつまらないダボを防ぐこと。ドライバーでOBを一発打つだけで2打損をする。コース内に収まるくらいのドライバーの精度があれば100は切れるのだ。飛ばそうとすると、体が動きすぎて振り遅れがち。ポイントはバックスイングの“左ヒザ”にある。
左ヒザが右に動くと、体は右に流れる
左ヒザの位置をキープすると、トップが自然とコンパクトに。左ヒザが右に動くと、体も右に流れてしまう
飛ばそうとするとトップを高く上げたい、肩を深く回したいと誰もが思うことですが、これが振り遅れの原因になります。バックスイングで土台となる下半身が右にズレると、インパクトではヘッドが下から入り、フェースが開いてしまうのです。特に注意したいのは“左ヒザ”のポジション。バックスイングで“左ヒザ”が一緒に右に動くと、体は右に流れてスエーしやすいのです。
左ヒザは目標に動かすイメージで上げる
クラブは右方向に上げながら、左ヒザは目標方向(左方向)に動かすくらいの意識を持つと、その位置をキープできる
なので、バックスイングでは“左ヒザ”を目標方向に動かす意識を持っておくと、下半身が崩れず、トップがコンパクトになります。クラブが暴れないので、切り返しがスムーズになり、インパクトでフェースをスクエアに戻すことができるのです。
(この記事は2017年4月13日発売のALBA722号に掲載されました)
■3段階レベル別上達法〜100切り〜ドライバーのOBを防ぐ
■3段階レベル別上達法〜90切り〜アプローチの種類を増やす
■3段階レベル別上達法〜80切り〜アイアンの状況別に備える目崎澄
めざき・きよし/73年生まれ、群馬県出身。高校卒業後にゴルフを始め、11年にPGAティーチングプロライセンスを取得した。現在は、群馬県にあるレーサムゴルフ&スパリゾートのアカデミーでヘッドプロを務める。ゴルフ場ならではのコースレッスンが人気