前傾が崩れる人は自由に動きすぎている
球を上げようとして胸が開いたり、飛ばそうとして右足の蹴りが強くなると前傾は起きます。だから、ダウンスイングでは体をボールに向かって抑え込むような動きが必要です。かといって、100切りを目指すゴルファーが、前傾角度をキープしようと意識するだけで、動きを変えるのはかなり難しい。
そこでオススメなのが、グラつく細い足場の上でのシャドースイングする練習です。カカト体重になると落ちてしまうような不安定な場所でクラブを持たずにスイングすると、バランスが崩れないように動こうとするので、前傾角度がキープできるんです。その感覚でクラブを持ってボールを打つとボールがつかまりますよ。
■3段階レベル別上達法〜100切り〜ドライバーのOBを防ぐ
■3段階レベル別上達法〜90切り〜アプローチの種類を増やす
■3段階レベル別上達法〜80切り〜アイアンの状況別に備える
かわの・いちや/75年生まれ。北海道出身で北海道開催のレギュラーツアー、「全日空オープン」、「サン・クロレラクラシック」、「セガサミーカップ」に出場経験がある。PGAティーチングB級とPGAプロ資格を持ち、札幌市の完全会員制のゴルフスタジオ、NBプライベートゴルフクリニックでレッスンを行っている。