アンカリングをしていた人は、これからどういう打ち方をしてくるのか非常に興味があります。中尺の場合は短いパターのように振ることにそんなに違和感はないと思うのですが、両手を離して握る人が多い長尺パターは、アンカリングなしではかなりブレブレになってしまうと思うのです。一緒の組に長尺を使っている人がいたらアンカリングしていないか気になってしまうのではないでしょうか?体につけていないかなぁと見てしまう気がします。また、ちょっと大き目のポロシャツで胸元でたるんだ状態になってしまったら、グリップエンドにポロシャツが当たってしまうだろうから、「今当たったんじゃない?」と疑惑を生むかもしれません。そんな事言われたらパットのたびに気になって、肝心のパッティングに集中できないでしょうね。
R&AやUSGAも、ゴルフの本来のルールを思い返してみてルールを検討したようなら問題はないのですが、今回は時期が時期で、明らかに中長尺使用のプロの勝利数が多いから短いパターユーザーのプロやアマチュアからのクレームで出来たようなルールのような感じがします。アンカリングをしていた人は、これからどう打つか悩みが一つ増えましたが、アンカリングしていなかった人には、全く関係のない興味のない話かもしれません。
これで、勝ち数が変わらないことを期待したいのですが、今後の勝敗に期待してゴルフを見ると面白さが違ってくるかもしれませんね。プロはスコアを競って見せてこそプロだし、アマチュアと同じ道具、ルールを使って良い結果を見せつけて欲しいところです。でも、長尺に頼っていってしまうくらい悩んだ気持ちも分かるし、それだけパッティングは奥が深くて難しいものなんだなぁと改めて考えさせられました。