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手嶋多一がドライバーにだけ使う『ワタナベグリップ』とは何だ?

国内シニアツアー「いわさき白露シニアゴルフトーナメント」でシニア3勝目を挙げた手嶋多一。彼はドライバーだけ異なるグリップを使用しているという。その理由を聞いてみた。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年12月12日 12時00分

ドライバ―だけ違うグリップを使う手嶋
ドライバ―だけ違うグリップを使う手嶋 (撮影:提供:日本プロゴルフ協会)

国内シニアツアー「いわさき白露シニアゴルフトーナメント」でシニア3勝目を挙げた手嶋多一。彼はドライバーだけ異なるグリップを使用しているという。その理由を聞いてみた。

【写真】ワタナベグリップは、深い溝のパターンが特徴だった!

手嶋のドライバーはミズノ『ST200X』(10.5度)に『TOUR AD クワトロテック 75 X』という組み合わせ。ただし、グリップだけは、他のクラブで使う『イオミック』や『ゴルフプライド』ではなく、『ワタナベグリップ』を採用している。

『ワタナベグリップ』は、ブレーキゴム製品などを手がける国内大手のワタナベラバー株式会社が開発したモデル。桑原克則らも気に入って積極的に使用しているという。

「グリップは4種類くらい入れていて、あまりこだわりがあるほうではないんです。全部を同じグリップにするのではなく、クラブに合ったものを入れています。ドライバーはヒールにばかり当たっていたんですが、『ワタナベグリップ』にしたらヒールに当たりにくくて、つかまるようになった。硬くてズレないんです。ただ、アイアンに入れると今度は引っかけてしまう。だからクラブに合わせてグリップを替えています」(手嶋)

『ワタナベグリップ』の特徴について、広報担当者にも話を聞いた。

「天然ゴム製なのに、低トルクでねじれないグリップなんです。トルク値が高いと、ダウンスイングでフェースが開く方向に動いてしまう。それをツアープロは嫌がります。そこで低トルクにしたのですが、通常は低トルクにすると硬くなりがちです。適度な柔らかさを保つのが難しいのですが、柔らかくても低トルクなグリップを実現しました」(開発に携わったリアライズワン株式会社・藤田亮氏)

天然ゴムを使用することで、低トルクでも適度な追従性が得られ、ミスヒットしてもフェースがねじれ戻り、飛距離ロスを軽減するという。また、深い溝のパターンにより、雨天時でも高いグリップ力を発揮する。

ショットが曲がりにくいというグリップ、ぜひ一度試してみたいところだ。

【手嶋多一のクラブセッティング】 
1W:ミズノ ST200X(10.5度/TOUR AD クワトロテック 75 X)
3W:ミズノ ST-G(15度/TOUR AD F-75 X)
3U:ミズノ ST-Z 230(18度/OT TOUR Iron i110X)
4U:ミズノ ミズノプロ FLI-HI(OT TOUR Iron i110 X)
5I~9I:ミズノ MX フォージドプロ(K's プロト S)
50・54・60度:ミズノ ミズノプロ X(DG S200)
PT:テーラーメイド スパイダー ツアーX
BALL:ミズノ  ミズノプロ X

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手嶋のギアを調査。関連記事【ウソだろ!? 手嶋多一の“面白過ぎる”14本! ショップ限定の軟鉄アイアン、ミズノ製のツアー系ボール 】を読めば、その秘密がわかる。

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