オデッセイはパターに悩む我々に、時として罪なことをする。画期的なインサートテクノロジーを開発し、デビュー作に飛びついた後すぐ、魅力的な合体作が出てきてしまう…。そう、ネイビーボディの『Ai-ONE TRI-BEAM』の登場から早2年。あの合体作を彷彿させる新作が、ブラックボディで再降臨することになった。
Ai-DUALと▲ネックの合体作!
その名も、『Ai-DUAL TRI-BEAM』。適切な量の順回転をかける『Ai-DUAL』インサートに、ミスヒットに強い梁のような強い構造でブレを防ぐ『ラケットホーゼル』が付いたという、強いインサートと強いネックをかけ合わせた、またもや得意の合体作だ。
その核心は、モデル名にもある「DUAL(2層)」構造のウレタンインサートだ。Aiが15,000回も試行を重ねて完成したこのデザインは、表面に柔らかい素材を、内側に硬い素材を採用。ミスヒット時のボールスピードの安定性を維持しながら、質の良い「順回転」を実現してくれる。
順回転を加速する「F.R.D.グルーブ」
理由は「F.R.D.(Forward Roll Design)」という鋭い角のギザギザだ。『Ai-ONE』では別角度だった19度の溝がボールの表面をキャッチして前作にない順回転を可能にし、2層のインサートを連想させる赤と白の鮮やかなカラーリングで、視覚的にもその機能性の高さを主張している。
『Ai-ONE』インサートの『Ai-ONE JAILBIRD MINI DB』がここ2年のエースだった政田夢乃は、『Ai-DUAL』インサートになった違いについて「たしかに順回転しやすくなった感じがします。でも、飛びすぎないというか、むしろしっかりヒットしていける安心感があります」と話している。
「ラケットホーゼル」がミスを最小限に
ネックには前述の通り、女子ツアーで多大な支持を得てきた「ラケットホーゼル」を採用。Ai-DUALの2層を表現したデザインが目新しい他、広い面でヘッドを支えるこの形状が、オフセンターヒット時のヘッドのブレを抑制。打点がバラついた際でも安定した転がりを約束してくれる。
国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」でお披露目された『Ai-DUAL TRI-BEAM』に選手たちも興味しんしん。穴井詩も早速転がして「試してみたけど、たしかに▲ネックはミスヒットに強くて安定してます」と頷いていた。その他、稲見萌寧に鶴岡果恋、福田真未や藤本麻子らも合体作をお持ち帰りしていた。
発売は3月20日で、形状のラインナップは【1】#1(CH/CS)、【2】Double Wide(CH/CS)、【3】#7(CH/CS)、【4】2-BALL(CH/CS)、【5】JAILBIRD MINI(CH/CS) の5種類を用意している。
構えると、ブラックボディのため、前作『Ai-ONE TRI-BEAM』のネイビーボディよりも引き締まって見えるのも嬉しいポイントになるだろう。すべてのモデルにスチール製の「STROKE LAB 90」シャフトと専用のピストルグリップが装着され、税込55,000円は最新の合体作の中でも割安感もある。
合体作なのに「割安感」がある!?
念のためリマインドすると、同じ『Ai-DUAL』インサートが入った『Ai-DUAL』シリーズ(6形状)は税込51,700円。そして、重めの『Ai-DUAL CRUISER』シリーズ(2形状)が税込58,300円。ゼロトルクの『Ai-DUAL Square 2 Square』シリーズ(3形状)が税込60,500円。
そして、コレの重めである『Ai-DUAL Square 2 Square CRUISER』シリーズ(2形状)が税込67,100円だ。昨秋発売のシャフトの傾きがないゼロトルクの『Square 2 Square TRI-HOT』に至っては82,500円でも市場の評価が高いまま売れ続けており、「今回の合体作は割安」と思う人は多いはず。
昨年秋からこの春にかけて、オデッセイは大量の新作パターを用意しており、「たくさんあり過ぎてどれを選べばいいの?」と悩む人も多いだろう。そんなアナタは「迷ったら合体作から試打!」と覚えておくと捗るかもしれない。