今や多くのメーカーが新製品をリリースし、使用プロも増加している『ミニドラ』。そのメリットを深掘りしていくと、大型ヘッドでも、3Wでもできない“曲がらない”に特化した性能を持っていることが分かった。
ルール上限460cm3のドライバーが主流となった今、小型ヘッドは過去のクラブの復刻版に見える。しかし、ギアコーチの筒康博は全く別物に進化していると分析する。
「かつてドライバーが300cm3前後のサイズだった頃は、現代のように異素材を複合する技術がなく、重心設計に限界がありました。高重心、スピンが増える傾向にあったのです。
一方で最新『ミニドラ』は、カーボンを複合することで低重心化し、13.5度のロフトでもスピンが増え過ぎることはありません。適度に重心が深く、ヘッド重量が210グラム前後あることで慣性モーメントも高くなっています。
実は適正スピンで安定して飛距離を出しながら、方向性の高いショットが打ちやすいクラブなのです。短尺の振りやすさと合わせて、曲げないティショットを打つためのクラブとしてプロが選択するのも納得です」
ティショットの方向性に悩んでいるなら試してみる価値は大いにありそうだ。また、筒はミニドラを投入する際の注意点を教えてくれた。
「総重量を重くすることで曲がらない特性を高めた『ミニドラ』ですが、注意すべきはセッティングの流れです。最新モデルは330グラム近い重量のこともあり、その下に入る5Wよりも重い可能性があります。振り感がバラバラになる危険性がありますので、FWのスペックは必ずチェックしましょう」。
~試打したミニドラリスト~
タイトリスト 『GT280 ミニ』
PXG 『シークレットウェポン ミニ』
テーラーメイド 『 R7 クアッドミニ』
キャロウェイ 『エリート ミニ』
■解説 筒 康博
つつ・やすひろ/過去の名器から最新クラブまで豊富過ぎる知識を持つ通称“ギアコーチ”。ドライバーのHSは40m/s。インドアゴルフレンジKz亀戸店で日々アマチュアの悩みに応える
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