【ボール契約フリー】がこぞって使う?『クロムソフト』『クロムソフトX』を持参
小坂圭司さん(以下、小坂) 「はい。ボクはJGMやさと石岡ゴルフクラブで、2年連続でクラブチャンピオンを取れています。ハンデは4ですね。最近忙しくてゴルフに集中できていないし、飛距離も落ちてきている自覚があるので、ボール選びにはこだわりますよ。今使っているエースはブリヂストン『TOUR B330X』ですね」
神田陽介さん(以下、神田) 「おっ、近いですね。ボクも今はメンバーではないですが、以前は石岡ゴルフ倶楽部ウエストコースで、3度クラブチャンピオンを取ることができました。ハンデは0で、ボクも昔よりは飛ばなくなってますが、ボールにはすごくこだわります。
ギアにもすごくこだわるので、やっぱり仲間からすごく聞かれてしまうんですよ。だから、最新ボールが出たら、常にチェックしています。今日はキャロウェイの最新ボールなんですね。ボクが使うタイトリスト『プロV1x』や、テーラメイド『TP5X』とどう違うのか、すごく楽しみです」
筆者 「では、ラウンドしながら色々聞いていきます。よろしくお願いします」
上級者ほどブランド信仰がなく、飛ぶボールを色々試す。「Xは初速が速くて低スピン」(2人)
小坂 「いや、そこはめちゃくちゃ大事でしょ。上級者の友人たちも、みんな基本的にはドライバーショットの飛距離性能を軸にボールを選ぶ人が多いですよ。ボクだってそうです。上級者とはいえ、全員が手嶋多一プロのようにボール契約フリーなんですから(笑)
どんな打感でも、どんなに無名なブランドでも、今より10ヤード毎ショット伸びるなら、今すぐにでも100%エースボールを替えますよ。そういう意味で、上級者ほど、ブランド信仰に囚われてないかもしれません。性能重視でいいモノを探し続けてますし、いろんなものを試す回数も多いです」
今回のキャロウェイの『X』の方なんですけど、飛ぶ感じがしますよ。低スピンだし、初速がすごく速くて、球が強い感じがしますね。練習なしの一発目でしたけど、ヒールの下目に当たったのに、左のフェアウェイバンカーをキャリーで越えるとまさか思いませんでしたから。ちょっとサブエースの『TP5X』に近い感触があります」
筆者 「その辺はすごくボクも感じました。【グラフェン】という新素材が入っている効果らしいですよ」
神田 「へぇ〜。ドライバーは間違いなく飛びますね」
小坂 「潰れすぎると左に巻く。『X』はそれがなく直進性が高い」
筆者 「意外だなぁ…、お二人くらい上手い人だったら、てっきりショートゲームの話しばっかりするのかと思いきや、意外と飛距離重視なんですね!」
神田&小坂 「他にもボール選びは大事なことばかりですが、飛距離と直進性は一番大事でしょ!」
筆者 「でも、直進性と飛距離って、やっぱり両立しますか?」
小坂 「します。特にボクの場合、すごくインサイドアウト軌道の強いドローヒッターなので、柔らかくてフェースにくっつき過ぎるボールだと、すごく左に曲がるんですよ。カチカチだとダメだけど、潰れすぎない方が直進性もいいし、もちろん飛距離につながります」
神田 「分かるなぁ〜。ボクはフェードヒッターですが、すごく分かりますよ。ヘッドスピードが46m/s以上の人って、かなりボールを潰してしまうので、柔らか過ぎるボールだとロスが大きくなる感じなんです。その点、今回のキャロウェイって、遅い人は赤い『クロムソフト』、速い人はシルバーの『X』の方で、ヘッドスピードを分けている感じですよね。シンプルに合うものを選びやすい」
小坂 「同感です」