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タイガー、デシャンボー、そしてクーチャーが同じボールを使うそれぞれの理由

2017年マスターズ最終日、この年唯一となったホールインワンを、16番パー3でマット・クーチャーが達成した。グリーンの速さと激しい傾斜が特徴のオーガスタナショナルで、完璧にスピンコントロールされたクーチャーのホールインワンは、プロのボールへのこだわりが結実した瞬間と言えるだろう。

配信日時:2017年4月14日 15時55分

スーパープレーを可能にするスピンコントロール性能

2005年マスターズ、こちらも16番ホール、タイガー伝説のチップイン。復帰すれば、また新たなスーパープレーを見せてくれるはず Photo by Getti Images

2005年マスターズ、こちらも16番ホール、タイガー伝説のチップイン。復帰すれば、また新たなスーパープレーを見せてくれるはず Photo by Getti Images

 多彩なアプローチのテクニックとイマジネーションを持っているタイガーだけに、使うボールには、フェースに吸い付くような球持ちの良さがあり、より球筋をコントロール出来るものを求めている。

 『TOUR B330S』は、ウェッジのフェース面でもより食いつくような「スリップレスバイト・コーティング」を採用し、打音の良さにもこだわったことで、よりプレーヤーの感性を生かせる機能を持っている。残念ながらツアー欠場中のタイガーだが、復帰すればまた、卓越したウェッジワークを見せてくれるはずだ。2005年のマスターズ最終日の16番ホールでのチップインのような、スーパープレーがまた生まれるかもしれない。

 クーチャーもまた、『TOUR B330S』の優れたボールのコントロール性に恩恵を受けている。もともとそれほど飛距離が出るタイプではなく、アダム・スコットやガルシアのようなショットメーカーでもない。クーチャーの持ち味は、グリーンサイドからのスピンコントロールを活かした、ツアー屈指のアプローチだ。ベテランの技術を存分に活かせるスピンコントロール性能が、プロ18年目のクーチャーをマスターズ4位タイに導いた原動力となったのは間違いない。

 『TOUR B330X』を使う国内のツアープロも、こうした海外プロの活躍に『TOUR B330S』へのスイッチを考える選手が出てくるかもしれない。男女のツアーが開幕したばかりの日本ツアー、クーチャーのホールインワンに続くように、国内のプロも活躍してほしいものだ。

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