スーパープレーを可能にするスピンコントロール性能
『TOUR B330S』は、ウェッジのフェース面でもより食いつくような「スリップレスバイト・コーティング」を採用し、打音の良さにもこだわったことで、よりプレーヤーの感性を生かせる機能を持っている。残念ながらツアー欠場中のタイガーだが、復帰すればまた、卓越したウェッジワークを見せてくれるはずだ。2005年のマスターズ最終日の16番ホールでのチップインのような、スーパープレーがまた生まれるかもしれない。
クーチャーもまた、『TOUR B330S』の優れたボールのコントロール性に恩恵を受けている。もともとそれほど飛距離が出るタイプではなく、アダム・スコットやガルシアのようなショットメーカーでもない。クーチャーの持ち味は、グリーンサイドからのスピンコントロールを活かした、ツアー屈指のアプローチだ。ベテランの技術を存分に活かせるスピンコントロール性能が、プロ18年目のクーチャーをマスターズ4位タイに導いた原動力となったのは間違いない。
『TOUR B330X』を使う国内のツアープロも、こうした海外プロの活躍に『TOUR B330S』へのスイッチを考える選手が出てくるかもしれない。男女のツアーが開幕したばかりの日本ツアー、クーチャーのホールインワンに続くように、国内のプロも活躍してほしいものだ。