ALBA Net  ゴルフ
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PGAツアーで求められるボールは、 フェース乗りの良い、コントロール性能が重要

text by kazuhiro koyama

配信日時:2017年3月24日 16時16分

ドライバーの飛びは、『CHROME SOFT X』最大の特徴

昨今はボールの低スピン化が進み、アイアンであってもスピン量を減らしてより飛距離アップを狙うモデルも少なくないが、『CHROME SOFT X』はしっかりとスピンが入り、ボールを十分にあげることが出来る。このあたりは、スピン量を増やそうとする石川遼の取り組みが思い起こされる。ツアーで求められるバックスピン量を得やすいボールだと言えそうだ。


※キャロウェイ契約プロのCHROME SOFT Xインプレッションムービー

 コントロール性としっかりとしたスピン性能を持つ『CHROME SOFT X』だが、一番の特徴は実はドライバーの飛びではないだろうか。一般的に言えば、硬いボールを打ったほうが、弾きが強く、ボールが飛ぶと思われがちだ。実際に、国内のプロ選手が硬めのボールを好んで選択するのも、ドライバーの飛距離性能を重視しているからだろう。

 しかし、『CHROME SOFT X』は柔らかいインパクトで、フェースにくっつく感じが強いにも関わらず、ボール初速が速めに出る。硬めのツアーボールと比べても、ボールの飛び出しに速さを感じる、不思議なボールなのだ。コアのつぶれ感がしっかりあり、ドライバーに関しては、スピン量は少ない。打ち出し角は高めで、まさに高弾道低スピンで高初速という、飛びのボールなのだ。

 機能を考えれば、現在使用するボールでシビアな距離感や操作感を養っている石川遼のようなプロよりも、我々アマチュアのほうが『CHROME SOFT X』を使用する恩恵がありそうだ。柔らかく心地よいフィーリングで、グリーン周りではスピンで止められて、何よりもドライバーが飛ぶ。硬めのボールが苦手な人や、高い弾道でドライバーを飛ばしたい人には、待望のボールが登場したと言えそうだ。

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