ALBA Net  ゴルフ
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プロダクトアウトが主流のなか…フィードバックの道を突き進む本間ゴルフ

text by kazuhiro koyama

配信日時:2017年3月23日 08時00分

ドライバー選びも技術向上に務めるような情熱が必要

 現代は、以前にはなかった弾道調整機能が進化していて、ゴルファーは、ウェイトやネック部分のスリーブによって、細かに弾道を変化させることが出来るようになった。にも関わらず、ヘッドの種類はむしろ増える傾向にある。海外ではアスリート向けのみのラインナップでも、日本向けに、テーラーメイドグローレ』やタイトリストVG3』、キャロウェイビッグバーサベータ』など比較的軽量でやさしいモデルが、別にラインナップされるケースも多い。

 各モデルに、ロフト角の違いやカスタムシャフトの違い、そして弾道調整の組み合わせを考えると、ゴルファーが一生かかっても到底試しきれないほどの、天文学的な組み合わせの数があるだろう。ドライバー選びとは、それらのおびただしい組み合わせの中から、より好ましい一本を探すことなのだ。選択肢が多くて、どう選んでいいかわからないと感じているゴルファーは少なくないだろうが、途方に暮れるよりも、むしろその試行錯誤を楽しむつもりでいたほうが、ギア選びも楽しくなるのではないだろうか。

 タイガー・ウッズであってもゴルフを極めることは出来ないが、かといってゴルファーは上達への意欲は失わないだろう。少しでも良くなるように務めるはずだ。ドライバー選びもそれに似ていて、到達し得ない完璧なドライバーを求めて、モデルやスペックを模索するのがいい。それは少なからず、楽しい体験になるはずだ。

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