気持ちよく打てる『TOUR B JGR』と、スピンを減らす『TOUR B X』ボールの組み合わせがハマった
「ボクは柔らかい打感が好きなので、ボールも昔は『TOUR B330S』という柔らかい方を好んでいましたが、前作から『TOUR B330X』の硬い方に替えました。これは、主にドライバーのスピン量を減らすことが目的です。
まぁ、ドライバーだけじゃなく、ボクはクラブ全般にスピン量が多いんですが、元々ドライバーで3000回転を越えていて、アゲンストとか全然飛ばないんです。だから(曲げたくないため)“スイングを変えずにスピン量を落としたい”とずっと思っていたんですよ。それで、硬い方のボールに替えることで、トラックマンデータで500回転くらいスピン量が減ったんです。
柔らかい打感が好きだけど、スピン量を減らすことの方がプライオリティが高いという、どっちを取るか?という問題でした。硬い方の「X』でもアプローチで止まるし全く問題ないことも分かっていましたから。ボクの中では『TOUR B330X』と『TOUR B X』というのは大きく変わっていないからこそ、そのまま全く違和感なく使えて嬉しいです。前作の『330X』もすごく気に入っていたんで。若干スピン量は減りましたが、まったく違和感がないです」(片岡大育)
いち早く『TOUR B JGR』ドライバーを購入した人は、ぜひ、片岡のマッチングを参考に『TOUR B X』ボールを試してほしい(筆者もエースボールを『TOUR B330X』から『TOUR B X』に変更予定)。昔からよく言われる「ヘッドの開発テストで使用するため、同じメーカー同士の組み合わせは飛ぶ」との逸話がどうやら今回は現実化しているようだ。高初速&低スピンの組み合わせはドライバーの飛ばしには最強なのである。
Text/Mikiro Nagaoka