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ブリヂストンの『TOUR B JGR』がプロ・アマ問わずに好かれる理由

先週の男女ツアーで新しい『JGR』が優勝。春先からプロトタイプ『P01-7』とのモデル名で支給されていたこの『TOUR B JGR』、いま発売以来2週連続ドライバー売上ナンバーワンも記録している。一体何がいいのか? 愛用して優勝したばかりの片岡大育に聞いてみた。

配信日時:2017年9月28日 22時05分

気持ちよく打てる『TOUR B JGR』と、スピンを減らす『TOUR B X』ボールの組み合わせがハマった

「スイングを変えずにスピン量を減らしたかったんです」と語る片岡。ボールを硬いものに昨季から替えていた

「スイングを変えずにスピン量を減らしたかったんです」と語る片岡。ボールを硬いものに昨季から替えていた

本当にドライバーヘッドを替えただけでこんなに飛距離が伸びるのか? 何しろ、片岡は『TOUR B JGR』のCMのメインキャラクターとして出演する男。「本当に最新ドライバーの影響なのか?」としつこく片岡に食い下がって聞いてみると、使用ボール『TOUR B X』の存在も大きいと明かしてくれた。

「ボクは柔らかい打感が好きなので、ボールも昔は『TOUR B330S』という柔らかい方を好んでいましたが、前作から『TOUR B330X』の硬い方に替えました。これは、主にドライバーのスピン量を減らすことが目的です。

まぁ、ドライバーだけじゃなく、ボクはクラブ全般にスピン量が多いんですが、元々ドライバーで3000回転を越えていて、アゲンストとか全然飛ばないんです。だから(曲げたくないため)“スイングを変えずにスピン量を落としたい”とずっと思っていたんですよ。それで、硬い方のボールに替えることで、トラックマンデータで500回転くらいスピン量が減ったんです。

柔らかい打感が好きだけど、スピン量を減らすことの方がプライオリティが高いという、どっちを取るか?という問題でした。硬い方の「X』でもアプローチで止まるし全く問題ないことも分かっていましたから。ボクの中では『TOUR B330X』と『TOUR B X』というのは大きく変わっていないからこそ、そのまま全く違和感なく使えて嬉しいです。前作の『330X』もすごく気に入っていたんで。若干スピン量は減りましたが、まったく違和感がないです」(片岡大育)
「いい顔で目標を狙いやすくて、実際に曲がらない。しかも距離が伸びました」(片岡)

「いい顔で目標を狙いやすくて、実際に曲がらない。しかも距離が伸びました」(片岡)

片岡が硬い方の『TOUR B 330X』に替えたのは昨季の途中。そこでスピン量は一旦落とせていたのだが、合うドライバーヘッドではなかったため、飛距離自体は落ち込んでしまっていた。ところが、今季エースとして『P01-7』や『TOUR B JGR』が手に入ると共に最新ボール『TOUR B X』に替えてさらにスピン量が減り、初速が出るヘッドとボールの組み合わせで10ヤード近く飛距離が伸びたというわけだ。しかも、曲がらず、フェアウェイの点を狙える状態を維持したまま……。

いち早く『TOUR B JGR』ドライバーを購入した人は、ぜひ、片岡のマッチングを参考に『TOUR B X』ボールを試してほしい(筆者もエースボールを『TOUR B330X』から『TOUR B X』に変更予定)。昔からよく言われる「ヘッドの開発テストで使用するため、同じメーカー同士の組み合わせは飛ぶ」との逸話がどうやら今回は現実化しているようだ。高初速&低スピンの組み合わせはドライバーの飛ばしには最強なのである。


Text/Mikiro Nagaoka

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