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シン貧打爆裂レポート『i230 アイアン』

貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。

配信日時:2023年1月5日 17時00分

ロマン派ゴルフ作家語る

『i230 アイアン』は、個人的には、『i210 アイアン』よりも癖が目立たなくなって、使いやすいアイアン、スコアメイクしやすいアイアンだと思いました。

中空アイアン的な感覚があるのに、ヘッドは大きすぎないのです。これは、打感とかと気持ち良くマッチして、好感を持ちました。

『i210 アイアン』の伝説を引き継ぐアイアンとして、上手に進化をしているのが『i230 アイアン』です。
『i230 アイアン』も、伝説のアイアンになれると確信しました。
構えやすく、方向性を合わせやすいアイアンで、気持ち良くスイングに集中できました。

『i230 アイアン』は、ピンゴルフらしい特徴として、少しとらえる動きをします。これを上手く使えるかどうかが、このアイアンが合っているゴルファーになれるかどうかのボーダーラインだといえます。
出球で打ち出されたとおりにストレート系なボールが出るので、打ち急がずにためて打てるゴルファーにとっても、ためが作れないゴルファーにとっても、要領さえ掴めば、どちらでも武器として有効です。

ボールが右に出てしまうミスが出て、困っているゴルファーで、やさしさで鈍感になってしまうアイアンは卒業したいゴルファーに『i230 アイアン』はオススメします。

構えたとおりにボールをコントロールして、スコアメイクがしやすいアイアンが欲しいゴルファーにも、『i230 アイアン』はオススメできます。

試打ラウンドをしながら、驚かされたのは、ロングアイアンが上がりやすく、ミスヒットにも強いことです。
そして、ミドルアイアン、ショートアイアン共に、縦距離が合いやすく、安定していることです。
『i230 アイアン』は、スコアアップ出来るアイアンです。

今回、試打しながら感じたことがあります。ピンゴルフには、アイアンのみのブランドが複数あり、様々なアインを出しています。全てのゴルファーが、いずれかのアイアンに合うように、見事に個性の棲み分けが進んでいます。『i230 アイアン』は、ツアーアイアンっぽい、という感覚なのです。
ツアーアイアンほど、尖っていなくて、使いやすさが前面に出ています。しかし、距離感に敏感なのです。かつ、機能的な部分で見事に飛距離が安定していると実感も出来ました。

そもそも、11ヤードの番手間なんて、細かい数値目標を掲げている時点で、ピンゴルフの自信がビンビンで出ているのです。(僕は、たぶんヘッドスピード40m/sが影響して、ちょうど10ヤード刻みだと感じました)

『i230 アイアン』は、そのような敏感さを武器に出来るゴルファーのためのアイアンとして、見事にチューニングされていますが、それが、決してハードではないのです。
ハードヒッターには、別のアイアンがあるラインアップだからこそ、徹底して作り込んだのが『i230 アイアン』というわけです。

『i230 アイアン』は、女子プロに響くアイアンですが、それは同時に、一般的な男性ゴルファーにドンピシャなのです。こういうビンビンするアイアンで、シビアなゴルフを目指すことが想像できるゴルファーであれば、打ってみるべきアイアンです。

試打クラブスペック

『i230 アイアン』

ヘッド素材   431スチールステンレス
ロフト     #3/19度、#4/22.5度、#5/26度、#6/29.5度、#7/33度、#8/37度、#9/41度、PW/45度、UW/50度
シャフト    N.S.PRO 950GH neo(S)

【著者紹介】篠原嗣典

ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員

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