特徴が異なる歴代モデルを経て、ゴルファーが求める性能が生まれた
『B1』は左方向のミスを恐れずに狙って飛ばすモデル。『B2』は右方向のミスにならないよう、ボールをつかまえて飛ばす、というコンセプトだ。さらに、ブリヂストンの直営店やゴルファーズドック、試打会などのイベント限定で販売される限定モデル『B-Limited B1』というモデルもラインナップされ、全3機種の展開になる。
本来なら、今年2021年はブリヂストンの人気モデル『TOUR B JGR』のモデルチェンジ年になる。『JGR』はボールがつかまる性能と振り切りやすさが人気でスマッシュヒットとなっているモデル。特にスライサーが大きく飛距離を伸ばせるのが魅力で歴代モデルが確固たる支持を受けてきた。つかまる性能はクラブに持たせて、安心して振り切りたいツアープロにも使用者が多く、プロから初心者に相当するような幅広い層にその性能が評価されてきたのだ。
ブリヂストンのドライバーは、ここ数年モデルチェンジのたびに、イメージをガラッと変えてきた印象が強い。2014年に誕生した「ブリヂストンゴルフ」ブランドは、最初に『J715 B3/B5』という2モデルが発売され、斬新なカラーリングが特徴で、女子プロが長く愛用したことで、後年評価を高めた『J815』ドライバーを翌年に発売した。
2016年にはかつての「ツアーステージ」を思わせるような精悍な黒いヘッドで、低スピンで硬派な性能の『TOUR B XD-3/XD-5/XD-7』の3モデルが発売になり、2年後のモデルチェンジでは、『TOUR B XD-3』という同名でありながら、つかまりがよくやさしさを感じさせるアスリートモデルが登場した。