タイガーが使用するボールは、アマにも使える
これは、飛距離性能を重視する日本選手が、コアが硬めの『X』を選択するのに対し、海外の選手がより軟らかく、フェースに喰いつくような球持ちの良さを求めるためだろう。もちろん後者のほうが、コントロール感が出るはずだ。
『TOUR B330S』は、これまでのブリヂストンのボールの中でももっとも軟らかいウレタンカバーを採用している。さらに「スリップレスバイトコーティング」という同社独自の摩擦を高めるコーティングによって、ボールの喰いつきを高めている。そう遠くない未来に、タイガーの卓越した感性は、この新しいボールによって、再び輝きを放つのではないだろうか。
さて、タイガーのクラブを我々のような一般的な日本のアマチュアゴルファーが使うのは、なかなか厳しいものがある。しかし、ボールなら同じものを使うことが十分に可能だ。タイガーと同じボールを使って、同じようにチップインを狙うなんて、なかなかワクワクするゴルフ体験ではないか。
これからの冬のシーズン、ヘッドスピードは遅くなり、ボールも硬くなりがちだ。そんなときにソフトフィーリングが持ち味の『TOUR B330S』を使ってみるのも有効だろうと思う。ドライバーでは、程よくコアが潰れ、アプローチでは冬枯れした芝にもしっかりとスピンが利いてくれる。
完全復活間近のタイガー・ウッズ。2017年のメジャーで彼が勝ったとしても、多くのファンはもはや驚かないだろう。
