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キャロウェイの『MAVRIK アイアン』ってどんなクラブ?

ロマン派ゴルフ作家、ゴルフエッセイスト、ヴィクトリアゴルフのショップ店員、ALBA編集部のギア担当など、専門家が話題のギアをズバッと解説!

配信日時:2020年3月27日 17時00分

「不思議な高性能アイアンだ!」 by ヴィクトリアゴルフ世田谷店チーフ・佐藤一樹

ヴィクトリアゴルフ世田谷店・佐藤です。キャロウェイ『MAVRIK アイアン』の印象をお伝えします。

お客様の反応は良いです。試打するお客様がたくさんいます。お客様からの印象は「癖が少なくて打ちやすい」というものと「アメリカのクラブっぽい」というものが多いです。全く違う印象のようですが、『MAVRIK アイアン』の印象として、かなり正確でもあるのです。

アメリカのクラブっぽさは、大作りで大雑把、飾り気がないことを指しています。『MAVRIK アイアン』はそういう見た目でもあるのです。それでいて、構えると、シャープに仕上げてあって、ボールを拾いやすいイメージが出やすくなっているのです。次に多いのが、打感が良くなった、です。軟らかめの打感はトレンドなので、好意的に受け入れられます。

『MAVRIK アイアン』は、試打は多いですが、購入するお客様はまあまあという感じで、大ヒットしている、といえるまでには至っていません。

自分で打ってみた感想としては、低重心の良さとアイアンが持っている機能がマッチしていると感じました。つまり、バランスが良いのです。高弾道で、ロフト通りに飛びますが、ぶっ飛び系アイアンの中にはもっと飛ぶものがあるので、その部分では少し肩透かしを食らった感じがしました。でも、それをマイナスだと感じません。本格的なのです。アイアンとしての基本性能が優れているのです。

『MAVRIK アイアン』は、フェースローテーションをして打つタイプのゴルファーに強くオススメします。ぶっ飛び系アイアンは、フェースローテーションをしないタイプのゴルファーに合っているものが多いので、これしかない、と感じるゴルファーもいると思います。

『MAVRIK アイアン』は、不思議なアイアンです。色々な要素が混ぜ合わさっているから、奇妙な感じもするのですけど、打ってみると、それぞれの合格点を楽々クリアするからです。長い目で見たときに、初代の『MAVRIK アイアン』は本当に良いアイアンだったと振り返るゴルファーが確実にいるということを想像させました。

コメンテータープロフィール

佐藤一樹
目の肥えたお客様が多いヴィクトリアゴルフ世田谷店でチーフを務める。

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