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五輪メダリストのシャフトは『テンセイ』『キヨシ』!?“日本語感”流行の兆し

text by kazuhiro koyama

配信日時:2016年8月23日 15時00分

金メダリストのローズの使用シャフトは“転生”?

ローズの使用するシャフトは『TENSEI(テンセイ=転生) CK White』(写真:Getty Images)

ローズの使用するシャフトは『TENSEI(テンセイ=転生) CK White』(写真:Getty Images)

 さて、前置きが長くなったが、五輪でも興味深いゴルフギアは少なくなかった。なかでも最終盤までデッドヒートを繰り広げた、ジャスティン・ローズとヘンリック・ステンソンのドライバーシャフトは面白かった。

 ローズの使用するシャフトは『Diamana』や『FUBUKI』でお馴染みの三菱レイヨン製で『TENSEI CK White』というモデルだ。『TENSEI』とは、文字通り日本語の“転生”を意味していて、シャフトに11種類もの材料を使用して、これまでのシャフトから転換するといった意味があるようだ。

 ステンソンのシャフトは、アメリカのメーカー『OBAN』から発売されている『KIYOSHI(キヨシ) TOUR LIMITED』だ。『OBAN』社は日本では聞き慣れないものの、アメリカではカスタム用高級シャフトととして存在感のあるメーカーだ。ワンレングスアイアンで話題になった、ブライソン・デシャンボーもドライバーにはこの『OBAN KIYOSHI』を採用している。

 『OBAN KIYOSHI』は、開発者の奥さんが日本人だったことで、日本風の名前をつけたようで、同社には他にも『ハシモト』というシャフトまである。三菱レイヨンでは『TENSEI』の他に、おなじみの『KUROKAGE(クロカゲ)』があり、どうやら日本語の語感を感じさせる言葉が、流行しそうな気配なのだ。

 ちなみに『TENSEI CK White』も『OBAN KIYOSHIツアーリミテッド』とも高弾性素材を採用した高機能シャフトで、ツアー選手のヘッドスピードに負けない強靭なしなりが特徴。ボールは上がりにくく、スピン量も抑えられる、といういかにもプロ好みのシャフトに仕上がっている。

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