この世界でも有数のビッグイベントには多くの日本企業が関わっているが、全英オープンへの出場権を付与する国内男子ツアー「ミズノオープン」を主催するミズノも大会と強い関わりを持っている。テレビ中継でも会場のそこかしこにランバードマークを見つけることができるはずだ。
練習場では選手の打席の真横の“一等地”にミズノのツアーバンが常駐。全英では手嶋、富村がリンクス対策の2番アイアン(MP-H5)などを投入したが、ミズノテクニクスの川瀬浩二クラフトマンが現場で選手の声を吸い上げてミリ単位で調整していた。本戦では手嶋、富村は予選落ちに終わったものの、ルーク・ドナルド(イングランド)がトータル9アンダーの12位タイに入る活躍。その存在感を十分に世界に示してみせた。
ミズノのツアーバンは1986年から欧州ツアーのオフィシャルワークショップカーとして活動を続けている。