この「グローバルパートナーズミーティング」には中国、韓国といったすでにHONMAブランドの認知度が高い国にとどまらず、アメリカ、スペイン、イタリア、フランスなど世界22か国から代理店・販売店が来日。本間ゴルフ首脳陣の戦略説明のほかに、心臓部とも言える山形県にある酒田工場を視察して匠の技を目の当たりにすると、参加者からもHONMAのモノづくりの精度の高さに感嘆の声が相次いだ。
HONMAは新たな世界戦略として、アジア中心から北米・欧州に向けた販売ネットワーク拡大を掲げる。この企画はその第一歩。オーダーから限りなく短い期間での納品や、豊富なバリエーションに下支えされるフィッティング力などHONMAのきめ細かいサービスクオリティを維持しながら、世界におけるシェアを高めていく青写真を描いている。すでに韓国では3名の熟練の職人が駐在し、サービス面のネットワーク拡大が始まっている。
ここ数年のプロモーションにより、クラブへのこだわりが強くゴルフの上達に意欲的な“熱意系ゴルファー”を獲得してきた同社。今後はその熱意系ゴルファー達からの波及効果力も見込み、更なるシェア拡大を目指す。具体的には、熱意系ゴルファーをアーリーアダプターとして、熱意系ほどの意欲はないものの周囲の評判の高いモノに反応するボリュームゾーン層や、価格を優先する層へアプローチを強めていく構えだ。
いずれにしても根本にあるのは、酒田工場を中心としたゴルファーのニーズに応える妥協しないモノづくりの精神。全世界に認められるトップブランドとなるために、本間ゴルフは新たなステージに踏み出していく。