ピンの看板ブランド、『ANSER』を冠したドライバーが発売されるのは実に1966年以来。このドライバーは同社独自の技術により、ロフト調整機能が付いているのにも関わらずホーゼルを小型化し軽量化に成功。見た目がすっきりしている上、空気抵抗も軽減されている。また、日本専用シャフトとして三菱レイヨン社と共同開発したスーパーハイバランスシャフト「INZ70」を採用。重心位置を70ミリ手元側に移動させたこのシャフトが46インチと長尺ながらも、重ヘッドを快適に振り切らせてくれる。価格は世界同等価格で定価 49,350円(税込)。
他に米国用のANSERオリジナルシャフト「TFC800 D」、軽量カーボンのアルディラ社製「RIP Phenom 50」、中弾道用のUST Mamiya社製「ATTAS 4U 6」も標準シャフトとしてラインナップされている。しかし、同社によると日本用の「INZ70」は米国のスタッフが驚くほどの性能を持っているそうで、まずこのクラブを試打する際は必ず「INZ70」を試してみたほうがよさそうだ。
なお、ドライバーの他にもフェアウェイウッド、ハイブリッド(ユーティリティ)、アイアンもラインナップ。フェアウェイウッドもドライバー同様にロフト調整機能機能つき。同社契約プロの塚田好宣は試打した後「ボールが沈む洋芝の時はロフトを多めに、など芝の上から直接打つフェアウェイウッドでもこの機能は非常に有効だと思います」と風や芝質、そしてその日の自身のゴルフの調子でロフトを選ぶことができるこの機能のメリットを説明。そして「ドライバーからアイアンまでとにかく“顔”がかっこいい。とても構えやすいですね」と見た目を賞賛した。
アイアンは前作同様“やさしい軟鉄鍛造アイアン”というコンセプトを引継ぎながら、トップラインを薄く、グースを少なくした日本人ゴルファーが好む顔になった。ツアープロコーチの堀尾研仁は、「多くのゴルファーにとってはとても構えやすくなったと思います。あと、打感が最高です!」と賞賛のコメントを口にした。
また、女性用の『Serene(セリーヌ)』シリーズも新たにラインナップ。こちらもドライバーからアイアンまで揃っており、ドライバーには男性用と同じく重ヘッドとハイバランスシャフトを採用。女性でも簡単に振り切れる重ヘッドドライバーに仕上がっている。また女性用には珍しく10.5度のロフトがあるのも特徴。同社の契約プロで、ツアープロコーチの中井学は「ある程度振れる女性は男性シニア向けのドライバーを選ばれることも多いかと思いますが、このドライバーはそういった方々にも一度試していただきたいです」とこのレディスクラブを高く評価していた。
これらの新クラブは8月18日(土)より、全国規模で順次試打会がスタート。発売は9月1日(土)よりとなっている。価格や詳細なスペック、試打会のスケジュール等はピンゴルフジャパンの公式ホームページ『CLUB PING』(http://clubping.jp/)を参照。お問い合わせは03-5916-1812まで。