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仲間の祝福に涙 28歳・山本景子がようやくつかんだ初V「何度残念インタビューを…」

仲間の祝福に涙 28歳・山本景子がようやくつかんだ初V「何度残念インタビューを…」

配信日時:2021年10月17日 17時54分

「やっと勝ったー!」28歳が笑顔と涙の初優勝劇を演じた
「やっと勝ったー!」28歳が笑顔と涙の初優勝劇を演じた (撮影:福田文平)
日台交流うどん県レディース 最終日◇17日◇満濃ヒルズカントリークラブ(香川県)◇6436ヤード・パー71>

2016年プロテスト合格の28歳・山本景子が、スタート時の3打差をひっくり返しプロ初優勝をつかみとった。サンデーバックナインは目まぐるしい展開となったが、最終18番でバーディを奪い、トップに並んでいた上野菜々子を突き放す。トータル8アンダーで歓喜の瞬間を迎え、仲間たちからの祝福に大粒の涙を流した。

仲間も優勝を祝福…いいラストシーンです【大会ライブフォト】

最後のパー5(496ヤード)。飛距離が武器の山本は、その強みを生かして1.5メートルのイーグルチャンスにつけた。ピンまで174ヤードのセカンドは5番アイアンでフルショット。「ゴーゴーゴー!」と優勝への執念もボールを後押しした。「上野選手もバーディを獲ってくると思っていた。少し当たりは薄かったけど、強い気持ちで打ちました」。これは外してしまったが、それでも楽々バーディ。上野がパーであがったことで、プロ6年目の初優勝が決まった。

今季だけでも最終日最終組は2度。しかしあと一歩、優勝には届かなかった。「やっとですよね、本当に。何度、残念インタビューを繰り返したことか。うれしいしかありません」。グリーンをおりると、川満陽香理、種子田香夏、小貫麗から『おめでとう』という祝福のシャワーを浴びた。「あー、本当に勝ったんだなって。より一層うれしかった」。その時には、涙をこらえることができなかった。

あとは、このよろこびを次につなげたい。ステップ・アップ・ツアーの各大会で優勝すると、来季の出場権を争うQTの1次が免除され、いきなりファイナルステージから参加できる。「来年はJLPGA(レギュラー)ツアーに行きたいです」と、目指すのは前半戦フル出場権の目安となる35位ラインの突破だ。17年にはレギュラー25試合に出場するも、わずか369万2000円の獲得に終わっただけに、期する思いは強い。

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