見事合格して正会員の資格を得たのは21人。安田祐香らがプロゴルファーとしての第一歩を踏み出す。一方で不合格者はどうなるのか。これまではプロテストに通らずもQTに出場して上位に入れば単年登録者としてプレーすることができたが、今年からは受験することができる選手は限られてしまう。次のプロテストは1年後。彼女たちはここからどう過ごすのか。
不合格者たちは大きく4パターンに分けられる。
1つ目は不合格となったものの、来季の出場権をかけたQTに出場できるケース。これは後藤未有ら合格ラインから2打差以内に入った選手、小貫麗のように今季のステップ・アップ・ツアーで優勝している選手、そして再来週の「大王製紙エリエールレディス」競技終了時点でLPGA賞金ランキング56位〜70位に入っているTP単年登録選手が該当。QTで出場権を獲得することができれば、来季もレギュラーツアー、ステップ・アップ・ツアーで戦うことができる。
さらに特殊なケースとして、今季のステップ・アップ・ツアーの賞金女王ヌック・スカパン(タイ)の例がある。合格することはできなかったが、ステップ女王の資格で来季前半戦の出場権を有しており、QTに行く必要はない。もし、来シーズンの第1回リランキングで7月以降のレギュラーツアーの出場権を得ることができなくとも、ステップ・アップ・ツアーには来年1年間は出場することができる。