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制度変更後初となるプロテスト 不合格者たちはどこへ行く?【記者の目】

制度変更後初となるプロテスト 不合格者たちはどこへ行く?【記者の目】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年11月9日 13時00分

光あるところには影も… 不合格者の今後はどうなる?
光あるところには影も… 不合格者の今後はどうなる? (撮影:福田文平)
11月5日〜8日の日程で行われた「LPGA 最終プロテスト」。今年のプロテストは受験可能年齢も18歳以上から17歳以上に引き下げられた影響で、現在の19歳になる世代と18歳にあたる世代がともに初受験。さらに今年からツアー出場優先順位を決めるクオリファイング・トーナメント(以下QT)に出場するためには正会員の資格が基本的に必須となったため、これまで受験していなかった面々もこぞって受験。2つの制度変更で、過去に類を見ないほどのメンバーがそろうサバイバルとなった。

見事合格して正会員の資格を得たのは21人。安田祐香らがプロゴルファーとしての第一歩を踏み出す。一方で不合格者はどうなるのか。これまではプロテストに通らずもQTに出場して上位に入れば単年登録者としてプレーすることができたが、今年からは受験することができる選手は限られてしまう。次のプロテストは1年後。彼女たちはここからどう過ごすのか。

不合格者たちは大きく4パターンに分けられる。

1つ目は不合格となったものの、来季の出場権をかけたQTに出場できるケース。これは後藤未有ら合格ラインから2打差以内に入った選手、小貫麗のように今季のステップ・アップ・ツアーで優勝している選手、そして再来週の「大王製紙エリエールレディス」競技終了時点でLPGA賞金ランキング56位〜70位に入っているTP単年登録選手が該当。QTで出場権を獲得することができれば、来季もレギュラーツアー、ステップ・アップ・ツアーで戦うことができる。

さらに特殊なケースとして、今季のステップ・アップ・ツアーの賞金女王ヌック・スカパン(タイ)の例がある。合格することはできなかったが、ステップ女王の資格で来季前半戦の出場権を有しており、QTに行く必要はない。もし、来シーズンの第1回リランキングで7月以降のレギュラーツアーの出場権を得ることができなくとも、ステップ・アップ・ツアーには来年1年間は出場することができる。

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