＜全英オープン 事前情報◇15日◇ロイヤル・ポートラッシュGC（北アイルランド）◇ 7381ヤード・パー71＞
11日、LIVゴルフが同リーグでの世界ランキングポイント獲得を再申請したと、OWGR（オフィシャル世界ゴルフランキング）理事のトレバー・イメルマン氏（南アフリカ）が発表。それに対し、同リーグの選手達が反応を示した。
2022年6月に開幕したLIVゴルフは「出場人数が少なく、予選落ちがない」などの理由から世界ランキングポイント獲得の申請は却下。その後24年3月に申請を取り下げていたが、この度再申請を行った。
17日に開幕する男子ゴルフのメジャー最終戦「全英オープン」に出場するブライソン・デシャンボー（米国）は「詳しいことは分からないけれど、LIVゴルフが変更することはできるはず。LIVゴルフが他のグローバルツアーと交流できればよりすばらしい」と話した。
23年の「マスターズ」である覇者のジョン・ラーム（スペイン）は「LIVゴルフはポイントを獲得できるに十分な競技を行っている」と、先週母国で開催されたLIVゴルフで話した。
さらに「LIVゴルフの戦いを『エキシビション』だという人が居るがそれは間違いだ。予選落ちがある、ない、3ラウンドか4ラウンドかに関わらず、LIVゴルフの試合は素晴らしい戦いで、ポイント獲得に十分値する。早く獲得が決まることを願っている。LIVゴルフには若い素晴らしい選手がたくさんいる。彼らはメジャー大会に出場するに十分優秀な選手だ。彼らのためにもLIVからもっと多くの選手がメジャーに出場できることを願っている」と再申請に期待を込めた。
今週の全英オープンには、19名のLIVゴルフ勢が出場する。これは今季メジャーで最多となるが、52歳のリー・ウエストウッド（イングランド）など36ホールの最終予選会を勝ち上がってきた選手も少なくない。会場のロイヤル・ポートラッシュ（北アイルランド）では、OWGRの定例理事会が行われるが、LIVゴルフの再申請に何らかの決定がされる可能性は低いと見られている。（文・武川玲子＝米国在住）
