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独走態勢からまさかの大失速 ジョン・ラームはメダル逃し茫然自失「スペインを失望させた」

ジョン・ラームが終盤でまさかの大失速。目前だったメダルを取り逃した。

所属 ライター
武川 玲子 / Reiko Takekawa

配信日時:2024年8月5日 08時29分

ジョン・ラームはまさかの大失速でメダルを逃した
ジョン・ラームはまさかの大失速でメダルを逃した (撮影:GettyImages)
Round 4
順位選手名SC
1
スコッティ・シェフラー
-19
2
トミー・フリートウッド
-18
3
松山 英樹
-17
4
ビクトル・ペレズ
-16
5
ローリー・マキロイ
-15
5
ジョン・ラーム
-15
7
ニコライ・ホイガード
-14
8
トム・キム
-13
9
コリー・コナーズ
-12
9
ジェイソン・デイ
-12
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<パリ五輪 最終日◇4日◇ル・ゴルフナショナル(フランス)◇7174ヤード・パー71>

「自分が負けただけじゃない。スペインのすべての人を失望させてしまった。言葉がない…」

松山英樹がメダリストたちと自撮り!【写真】

スペイン代表のジョン・ラームは最終日を首位タイでスタートし、前半は「31」をマークした。10番でもバーディを奪って大台のトータル20アンダーに到達。2位の松山英樹とのリードを4打に広げ、金メダルに向けて独走体勢に入った、と思われた。

しかし「魔の4ホールだった」とのちに振り返ったのは11番から14番。この4ホールでなんと4打落とした。

始まりは11番パー3だった。「ティでは風を感じなかった」というが、フォローの風に乗ってピン奥10メートルにオン。そして「読み違えた」というバーディパットが1.5メートルオーバーすると、返しを外して3パットのボギーで後退した。

12番パー4もボギー。そして「最大のミス」は14番パー5の第3打だった。ティショットを左のラフに入れて、フェアウェイにレイアップ。残り162ヤードからの3打目がグリーンからわずかにこぼれ、左のラフへ。「あそこは絶対に左のミスは許されない。右にきちんと乗せて2パットで良かったのに…」。第4打は傾斜のきついグリーンに届かず、戻ってくる痛恨のミス。1.5メートルのボギーパットを外してダブルボギーにすると、首位から転落した。

なすすべがなかった。17番からの2連続ボギーでメダル圏内からもはじき出された。「18番は本当に残念だった。バーディをとればヒデキとのプレーオフにできたのに…」。最後まで流れは変わらず、トータル15アンダー・5位タイで表彰台を逃した。

普段と違うプレッシャーがあったのか? そう問われると「そうは思っていなかったけれど…。そうなのかもしれない」とマスターズチャンピオンはうなだれた。

それでもこのメダル争いをラームは前向きに捉えている。「今週得たことを考える余裕はないけれど、でもいいゴルフができた。昨年末から低迷していたからね。これからLIVゴルフのシーズン終盤に向けても、きっといい勢いになる」。そう言って静かにコースを去った。(文・武川玲子=米国在住)

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Round 4
順位選手名SC
1
スコッティ・シェフラー
-19
2
トミー・フリートウッド
-18
3
松山 英樹
-17
4
ビクトル・ペレズ
-16
5
ローリー・マキロイ
-15
5
ジョン・ラーム
-15
7
ニコライ・ホイガード
-14
8
トム・キム
-13
9
コリー・コナーズ
-12
9
ジェイソン・デイ
-12
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