ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

36歳の伏兵がタイガーを彷彿させる快進撃 神がかり的パットに「週末もこのまま良ければ」

予選ラウンドを終え、36歳のブライアン・ハーマンが後続に5打差をつける独走で単独首位に浮上した。

配信日時:2023年7月22日 09時00分

<全英オープン 2日目◇21日◇ロイヤル・リバプールGC(イングランド)◇7383ヤード・パー71>

強風で頭を悩ませた選手が多い中、伏兵ブライアン・ハーマン(米国)が1イーグル・4バーディの「65」。ボギーなしの安定したラウンドで単独首位に躍り出た。

熱狂的ファン【大会LIVE写真】

最大の要因はパッティングだ。ステディなストロークで、ショートパットから長くて難しいものまで、ナイスパットを連発した。レフティーは「ここ2日間パッティングが好調なんだ。週末もこのまま良ければいいね」と笑みをこぼす。

スター選手揃いのPGAツアーでは目立たないタイプだが、大会直前の同ツアーのポイントランキングで6位。ワールドランキングでも26位の選手として、ロイヤルリバプールに乗り込んだ。

そして初日に「67」の好スコアをマークすると、迎えた2日目は2番で6メートルのバーディパットをねじ込み、続く3番では8メートルを沈めて流れをつかんだ。続く4、5番でもバーディ奪取に成功。瞬く間に8アンダーまでスコアを伸ばして、2位以下を突き放した。

バックナインではガマンのゴルフを強いられる。しかし要所で好アプローチを繰り出してピンチをすり抜けた。圧巻は12番。ラフからの4打目を放り込んでチップインパーで乗り切り、さらに16、17番では好調のパターが再び冴えた。そして最終18番でも5メートル近いイーグルパットを決めて、今大会唯一となる二桁アンダーまでスコアを伸ばしている。

「16、17番で良いパーが取れた。あの2つは、次の18番で気持ちに余裕を持たせてくれたという意味でイーグル同様に重要だった」と振り返った。

ハーマンのこの日のストローク・ゲインド・パッティング(パットのスコア貢献度)は『8.39』で出場選手中1位の数字だ。長らく使用しているパターとの相性は抜群のように映るが、今季途中には「本気で変えようと考えていた」という。

「私にとっては本当に良いパターだけど、今季は少し低調だったんだ。でもここ数週間はグリーン上で転がりが少し良くなり、感触をつかんだ気がしていた」

ロイヤルリバプールで行われた全英オープンの最少スコアは「65」。2006年のタイガー・ウッズ(米国)もハーマン同様に2日目にこの数字を叩き出して優勝を手繰り寄せ、14年は初日から「66」と好スタートを出したローリー・マキロイ(北アイルランド)が逃げ切った。

さらに両者が持つ36ホール終了時点での最少ストローク「132」は今大会のハーマンと同様の数字である。過去の王者たちの傾向に似ているが、酸いも甘いも心得ている36歳は「あまり考えないようにしたい」ときっぱり。

「所詮ゴルフ。過去には、全米オープンで54ホール終了時点でリードしたこともあるけど、あの時は考えすぎてしまったように思う」

幼少期からハンティングを趣味としているハーマン。残り2日間も好調をキープして、クラレットジャグという人生最大の “獲物”を捕まえるつもりだ。

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

PGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    終了
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト