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「緊張」の上がり3ホールに我慢 星野陸也はイーブンのプレーで予選通過

全米プロは2日目のプレーが終了。星野陸也が2年連続の予選突破を果たした。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2023年5月20日 12時30分

<全米プロゴルフ選手権 2日目◇19日◇オークヒルCC(米ニューヨーク州)◇7394ヤード・パー70>

予選カットラインに2打の余裕をもって終盤を迎えても、星野陸也は上がり3ホールに「緊張」していた。「難しいホールが続くので。まさか大丈夫だろうとは思ってたんですけど…」。16番、18番をボギーとしながらも、トータル5オーバー・59位タイで予選通過を決めた。

第1ラウンドを5オーバー・97位タイで終えると、第2ラウンドは全体最終組でティオフ。「正直、6か7くらいいくかなと思っていた」カットラインは、星野のスタート時点でトータル5オーバーだった。

1打も落とせないなかで競技を開始すると、バーディ発進に成功。4番パー5でも伸ばして流れを作った。難関の6番、8番をボギーとして前半を折り返すも、10番、13番でバーディ。「貯金」を作って終盤を迎えることができた。

だが16番をボギーとすると、17番では「完璧だった」ティショットが木に当たって左ラフへ。ピンまで232ヤードも残し、さらには「浮いた逆目のラフ」という難しい状況に陥った。

3番アイアンを開いて打った2打目は花道に留まり、アプローチは3メートルオーバー。下りのスライスラインを残したが、「ずっとワンピンくらいの、あの距離が入ってなかったので、入って良かった」と決め切り、ガッツポーズを見せるパーセーブ。18番をボギーとしたことは悔やむが、「最低限の予選通過はできたのでよかった」と安どする。

4バーディ・4ボギーの「70」をマーク。このタフなコースでイーブンで回れたことは自信につながり、さらに「途中オーバーパーにならずにプレーできた」という内容もあす以降に向けた手応えになる。「全米プロゴルフ選手権」では昨年大会に続いて2回目、メジャー大会としては自身3回目の予選通過。「天候次第ですが、アンダーパーを出してちょっとずつ順位を上げていきたい」と週末を見据えた。(文・笠井あかり)

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