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松山英樹の流れを変えた一打 ショット復調で浮上へ自信「期待して」

米国男子ツアー2戦目「ソニー・オープン・イン・ハワイ」の競技が進行している。松山英樹はイーブンパーで初日を滑り出した。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年1月12日 12時16分

<ソニー・オープン・イン・ハワイ 初日◇11日◇ワイアラエCC(米ハワイ州)◇7044ヤード・パー70>

午前中にスタートした松山英樹は4バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「70」で回り、イーブンパーで初日を滑り出した。

このバンカーショットで流れを引き寄せた【写真】

朝一の10番パー4からバーディを奪った。「10番、11番でいいショットを打てたので…久しぶりにいいゴルフができるかなって思ったけど、11番で(パットを)外して12番でティショットをミスしてから、なかなか前半は思うようにいかなかった」とパッティングのミスからリズムが崩れ始めた。

12番は右ラフ、13番は左ラフ、14番では左の木に当たり、キックして左ラフとフェアウェイに収まらないホールが続く。16番パー4ではフェアウェイバンカーにつかまり、アゴに近い難しい位置(161ヤード)からのショットとなったが、アイアンで放ったボールはグリーン右サイドからドローがかかってグリーンを捉えた。これにはギャラリーも“イエス!”と大歓声を上げた。

このバンカーショットで悪い流れを断ち切った。「16番のフェアウェイバンカーでいいショットを打ててから、ショットが安定してきた。最後はチャンスにつけられたし、あとはそこを決め切ることができれば、スコアは伸びていくと思う」。18番パー5ではフェアウェイセンターから力強い直ドラを披露した。グリーン右のギャラリースタンド手前のラフへ運び、30ヤード弱のアプローチを寄せてバーディ。前半を1オーバーで折り返した。

後半はティショットでフェアウェイを捉える回数が増え、強風の中でもアイアンショットは安定。バーディチャンスにつけるシーンが増えていた。「後半は特にいいショットが増えてきたので、そういうのが続いていけば。きのう終わったあとの練習からきょうはそんなに変わらなかったし、特に16番以降はその続きが出来てる感じがあったので、期待していきたい」と手ごたえを感じている。ショットのイメージがいい状態をキープして、あしたはアンダーパーをマークしたいところ。

ホールアウト後、風はさらに強まり雨がパラついた。「(あすは)どういう天気になるか分からないけど、いいプレーができるようにしたい。しっかりと伸ばしていけるように」と話した。天気も味方につけて、2022年大会チャンプの強さを見せつけたい。(文・高木彩音)

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