<ベイカレントクラシック 初日◇8日◇横浜CC(神奈川県)◇7322ヤード・パー71>
国内ツアーで今季1勝を挙げ、今大会には国内ポイントランキング上位6人(9月28日時点)の資格で出場している米澤蓮が、4バーディ・3ボギーの「68」をマーク。世界トッププレーヤーが集結する舞台で、3アンダー・17位タイの好スタートを切った。
実は、左の肋骨に「ヒビというか、折れている」というケガを抱えた状態で戦っていた。9月中旬の「ANAオープン」で肋骨を痛め、そのまま翌週の「リシャール・ミル チャリティトーナメント」に出場。痛みが続いたため、最終日に病院を訪れると、「完全に折れているわけではないですけど、診断は骨折でした」と明かした。
先週の「ドラッグストア・コスモスカップ」には出場したい気持ちもあったが、「お医者さんも、今週(ドラッグストア・コスモスカップ)はたぶん無理だと思うから、1週間休んでということで」と欠場。安静に努め、今大会へ向けた調整に時間を充てた。
今週も「完全に治っていないし、痛みがないわけではない。後半に入ったらだんだん痛くなってくる」と、万全ではない。それでも、「出ると決めたら覚悟を持ってやるしかない。そういう意味では言い訳をするつもりもない。そんなつもりで来ていないので、そのなかでも(いいゴルフが)できたかなと思います」と話した。
練習日も「オーバーワークにならないように」と、月曜日に18ホールをプレーし、残りの2日間は練習のみにとどめた。試合に出場するため、慎重に調整を進めてきた。朝一番のティショットは大勢のギャラリーが見守るなかフェアウェイへ運び、拍手を浴びた。途中、ショット後に手を離す場面もあったが、痛みを感じさせる素振りは見せず、大きく崩れることなく18ホールを完走した。
2022年に日本ツアーデビューを果たし、プロ5年目でツアー通算3勝を挙げている。日本開催の米ツアーには3年連続3度目の出場で、横浜CCは2度目。「ここでしか得られないものがたくさんあると思いますし、今年も必ずここに戻ってくるという思いでここまで頑張ってきました」と、出場への思いを明かした。
今大会は予選落ちがなく、4日間を戦う。あす以降も「必死にやるだけ」というのが今の気持ちだ。「特にバックナインはタフなので、しょうもないボギーとか打たないようにやりながら、週末以降につながればいいかなと思っています」と意気込んだ。
不安を抱えながらの戦い。それでも、そこを言い訳にはしない。出場を決めた覚悟を胸に、残り3日間も上を目指して戦い続ける。(文・高木彩音)
