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松山英樹は最終日7バーディ 高精度ショットに納得「勝ったときと同じ」

松山英樹が7バーディを奪い「66」。来年のマスターズに向けて、納得のフィニッシュとなった。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2025年4月14日 06時11分

<マスターズ 最終日◇13日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7555ヤード・パー72>

14度目のオーガスタに挑んだ松山英樹は、最終日に7バーディ・1ボギーの「66」で巻き返した。最終組がスタートする前にホールアウトする形になったが、最終ラウンドとしては自己ベストタイをマークして意地を見せた。

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5打差12位で出たムービングデーに「79」と崩れ、48位に後退。「きのうの分くらいは取り返したいなと思いながら(スタートした)。最後はボギーを打って残念でしたけど」。最終18番では2メートルを外して天を仰いだが、、内容は圧巻だった。

3番では手前3メートルを決めてバーディ。前日に決め切れなかった距離をねじ込み、25ホールぶりに“〇”をスコアカードに刻んだ。ピンに絡むアイアンショットを連発し、ベアグラウンドから1メートルにつけた9番でもバーディ。前半だけで4つ伸ばし、トータルをイーブンパーまで戻した。

11番~13番のアーメンコーナーをすべてパーとすると、14番、15番ではそれぞれ2メートルにつけて連続バーディ。17番では5メートルのフックラインを真ん中から沈めて、この日7つ目のバーディを奪った。

きのうまでの合計バーディ(イーグル含む)と同じ数を、わずか1日で記録した。自身初のバーディなしで「79」を叩いた3日目から、13打も改善した。「ショットはちょっとした細かいズレがあった。だからといって、こんなに差がつくとは思わなかった」。わずかなズレがグリーンジャケットを遠のかせたが、存在感を改めて示すラウンドとなった。

アマチュアで出場した2011年から、今年は最も長くマスターズに向き合ったという。2試合連続予選落ちという不安を抱えながら乗り込んだが、手ごたえは確実にあった。「1カ月弱、ここだけを考えて準備した。結果は伴ってなかったけど、すごくいい状態で入ってこれた実感はあった。それが結果につながらなかったので残念」。

とりわけ、ショットには納得がある。「きょうと2日目のショットは、勝ったときと同じくらいの精度だったと思う。ただ、きのう(3日目)のような大きいミスをしないように、精度を高めていかないといけない」。今季の海外メジャーはまだ初戦。このあと続く残りのメジャー、そして1年後へと視線を向けた。(文・笠井あかり)

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