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“グリーンマイル”で2ボギーと苦戦 松山英樹は終盤の後退に「最後までもたなかった」

松山英樹が1オーバーでの滑り出しに悔しさをにじませた。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年5月16日 10時00分

<全米プロゴルフ選手権 初日◇15日◇クエイル・ホローC(ノースカロライナ州)◇7626ヤード・パー71>

2021年の「マスターズ」に続くメジャー2冠目を目指す松山英樹だったが、苦しい後半を過ごした。1オーバー・60位タイというスタートに、「うーん…なかなか最後までもたなかったという感じですね」と悔しさもにじむ。

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「悪くはなかった」という前半は、初バーディとなった4番パー3での1.6メートルにつけるティショットなどチャンスを作り、それをものにした。1アンダーで折り返すと、直後の10番パー5でもバーディを追加。ただ、ティショットを左ラフに入れた12番パー4で、水を差すようなボギーを叩いてしまった。「(ラフからは)なかなかパーが取れない状況だったので、よくボギーであがれたなと。引きずる感じはなかった」というが、結果的にこの後、バーディが来ることはなかった。

特に苦戦したのが、コースの名物で“グリーンマイル”と呼ばれる難易度の高いあがり3ホール。フェアウェイからの2打目を左ラフに外した16番パー4でボギーが来ると、続く17番パー3もグリーンを外し立て続けにスコアを落とした。「あそこからパーセーブできないというのが今の状態。16、17番は両方とも普通にパーセーブできる状況からボギーにしてしまっている。あしたは取りこぼさないようにできたら」。ここを見直す。

開幕戦で勝利を挙げた今季だが、ここまで11試合を戦いトップ10入りはその1度だけ。それでもマスターズ後の休養を挟み、約1カ月ぶりに復帰した先週の「トゥルーイスト選手権」では、3日目に「63」をたたき出すなど17位で終えている。本人も、「ショットも先週に比べたらよくはなっている」と話す。あとは、それをいかに多くチャンスに絡めるかだ。

それでも最終18番パー4では、フェアウェイからの2打目を5メートル弱につけ、いい感触を手に残した。「決めきることができれば、もう少し気分晴れやかに明日を迎えることができたんですけどね」ともいうが、この一打にはうなずく。首位との差は6打。残り3日間と考えれば、決して大きいものではない。

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