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いよいよ来週開幕! ZOZOチャンピオンシップは練習日の生観戦が面白い【内藤雄士に聞く】

いよいよ来週開幕! ZOZOチャンピオンシップは練習日の生観戦が面白い【内藤雄士に聞く】

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2022年10月5日 17時49分

19年大会も国内男子ツアーから出場したのは全員20代だったが、今年は桂川、大西、河本、岩崎と25歳以下の選手たちが増えた。さらに、スポンサー推薦で出場が決まった中島啓太、金谷拓実、久常涼、片岡尚之もアンダー25なのだ。「若い選手たちはみんな飛距離が出るし、ゴルフが出来上がっている。飛距離の部分でPGAツアーの選手たちに引け目を感じることはないと思いますし、彼らなら同じマネジメントでいけると思います」と若手の活躍に期待を寄せている。

タイガー・ウッズ(米国)が初めてマスターズで勝ったのが97年。タイガー人気によって世界中でゴルフブームとなり、そのあとに生まれた世代の選手たちが、いまの日本ゴルフ界の主役になりつつある。実際、今年の「パナソニックオープン」でアマチュア優勝を成し遂げた蝉川泰果(東北福祉大4年)や長野泰雅、杉原大河など、タイガーを名前の由来とした日本人選手も多く登場している。

内藤だけでなく、国内男子ツアーのベテラン選手たちも「最近の若手はみんな飛ぶ」と口を揃えるが、どうして飛距離が出るようになったのだろうか。「こればっかりは確信的な話はできないんですけど」と前置きした上で、「昔はゴルフでも野球でも『筋トレをしすぎてはいけない』という考え方があって、トレーニングといってもただの筋トレになっていた。当時はゴルフスイングとしてはデメリットもあったと思うんです。でもいまは、ゴルフのパフォーマンスを上げるトレーニング理論が進化してきた。筋トレで失敗したという話も最近聞かないし、そこが一番違うんじゃないですかね」と話す。

ひと昔前はプロになってから、本格的なトレーニングを始める選手が多かったが、いまはプロになる前からトレーニングしている選手が当たり前。また選手たちが高度なスイング分析器を取り入れたことで、効率的に飛ばせるスイング理論が確立され、クラブフィッティングの技術もはるかに進化した。海外選手に飛距離で置いてかれてきた日本人選手のレベルも上がってきているのだ。

■試合より練習日のほうが面白い?

年に一回しかない日本でのPGAツアー「ZOZOチャン」は木曜日からの本戦だけでなく、月曜日から水曜日の練習日も入場可能で、選手が練習する様子も生で観戦することができる。内藤は「試合よりも練習日のほうが参考になる」という。「アプローチも状況によってロブで打つのか、転がすのかとか、ドライバーショットも飛ばしにいくときとライン出しでいくのかとか、彼らがやっている風景を見るだけでもイメージは湧きますよね。中継だとなかなかそこまでは見せてもらえない」。

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