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調子が悪くても14位 「松山英樹はすごいですよ」【今田竜二のマスターズ現地リポート】

調子が悪くても14位 「松山英樹はすごいですよ」【今田竜二のマスターズ現地リポート】

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年4月11日 17時00分

史上4人目の連覇がかかっていた松山英樹。最終ラウンドは5バーディ・5ボギーの「72」で回り、トータル2オーバー・14位タイで4日間を終えた。現地でラウンド解説を務める米国男子ツアー1勝の今田竜二に松山の戦いぶりを聞いた。

新王者にグリーンジャケットを手渡す松山英樹【写真】

■難関ホールで出場選手唯一のバーディも流れに乗れない一日

最終日は気温も上がり、風も穏やかでようやくマスターズらしい気候になった。“サンデー松山チャージ”でトップ5、トップ3入りも期待された。「練習場ではショット自体もいいイメージでしたし、松山選手自身も65前後のスコアを目指してスタートできたと思います。しかし、きのうの1番のパーパットに続き、1番でのバーディパットを外したことで、流れに乗れない一日になったと思います」。

1番パー4では、松山らしいピンを刺す2打目を見せたが、2メートルのバーディパットを外してパーとすると、続く2番パー5はそれを引きずってか、ティショットを右のフェアウェイバンカーに入れるなどボギー。続く3番も2打目のアプローチミスでボギーを喫した。「フロントナインは2番、3番、8番がバーディを取りやすいホール。追う立場としては出鼻をくじかれたかたちです」と上位を追う立場としては苦しい立ち上がりとなった。

しかし、240ヤードの4番パー3はティショットを2メートルにつけるスーパーショット。出場52人中唯一のバーディを奪った。続く5番もエッジから10メートルのパットを沈めてバーディ。「フロントナインでトップ2の難ホールでバーディはさすがです。特に4番のティショットは松山選手らしい一打でした」。2つのバーディで流れを引き戻したかに思われたが、6番パー3では、易しいパットではなかったとはいえ、3パットのボギーとなかなか波に乗れない。

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