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松山英樹の首の状態は「100%」 多少の調整不足も持ち前の“センス”で連覇に期待【今田竜二のマスターズ現地リポート】

松山英樹の首の状態は「100%」 多少の調整不足も持ち前の“センス”で連覇に期待【今田竜二のマスターズ現地リポート】

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年4月7日 16時00分

■松山英樹の最大のライバルになりそうな3選手

出場する全選手が松山の連覇を阻止しようと乗り込んできている。しかし、コースとの相性や勝つために大切なことも少なからずある。「マスターズは毎年同じコースで開催される唯一のメジャーです。コースを知っている経験が有利に働きます。初めての選手は、グリーンのピン位置によって全然ラインが読めないところもけっこうあります。その週の調子も大切ですが、経験も大事な要素です」。

過去10年の優勝者を見ると、2015年のジョーダン・スピース(米国)と16年のダニー・ウィレット(イングランド)が2回目の出場で優勝しているが、平均では9.2回。昨年の松山は10回目の出場だった。初出場でマスターズを制したのは過去に3人。1979年のファジー・ゼラー(米国)以来誕生していない。

また、開催コースのオーガスタナショナルGCはフェアウェイやグリーンのアンジュレーションがあるので、ピンポイントで打てるショットの精度が求められる。「難度が高いコースなので、実力差ははっきりと出ます」。過去10年の優勝者を見ると、優勝当時の世界ランキングは全員25位以内の実力者だ。昨年優勝を遂げた松山は出場時点で世界ランキングは25位だった。

それを踏まえて、松山最大のライバルとなりそうな選手は誰なのか。今田が注目する3選手は、2020年覇者で12回目の出場となる世界ランキング8位のダスティン・ジョンソン(米国)、7回目の出場となる世界ランキング7位のジャスティン・トーマス(米国)、そして3回目の出場で世界ランキング4位のビクトル・ホブラン(ノルウェー)だ。

「ダスティンの実力やコースとの相性はいうまでもありませんが、大会前に注目されていない時ほど力を発揮してきました。今回も注目度は高くないので怖い存在です。トーマスはここ数年、世界トップランカーとして活躍しています。今回で7回目の出場と経験も豊富。20年大会で4位と相性も悪くないので、今年こそはと意気込でいるでしょう。ホブランは19年にローアマを獲得するなどノルウェーの星です。抜群のショット力でオーガスタを攻略する可能性も十分あります」。コースとの相性がいい3人だが、今年2月以降にトップ10入り2回以上と調子の良さも目立つ。

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