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“時代遅れ”のスイングを改造し、復活優勝したR・マキロイ【舩越園子コラム】

“時代遅れ”のスイングを改造し、復活優勝したR・マキロイ【舩越園子コラム】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2021年5月10日 12時00分

32歳のトッププレーヤーにして、すでに近代技術の推移から立ち遅れていたというのはショッキングな話だったが、マキロイがいくら頑張ってドライバーを振っても飛距離がなかなか伸びなかったのは、そのせいでもあったようで、コーエンは近代クラブを効率的に振りながら精度と飛距離の双方を得られるよう、マキロイの持ち球だったドローをフェードに変えるスイング改造を指導してきた。

その過渡期だったせいだろう。ザ・プレーヤーズ選手権で予選落ちしたマキロイは、WGC-デル・テクノロジーズ・マッチプレー選手権ではコース沿いの民家のプールに打ち込むなどして早々に敗退。マスターズでも予選落ちした。それゆえ、週末に試合会場に残って決勝ラウンドをプレーすること自体、今大会は久しぶりだった。

しかし、マスターズ予選落ち後にバハマへ家族旅行してリフレッシュしたマキロイは、気分一新、そして、ようやく馴染んできた新スイングで、今大会では優勝争いに絡んだ。

最終日は安定したプレーぶりを見せ、小技やパットも冴えていた。14番、15番は、どちらも見事なバンカーショットを披露し、連続バーディー獲得。2位に2打差で最終ホールの18番を迎え、優勝はほぼ間違いないと思われたが、百戦錬磨のマキロイにとっても、久しぶりの優勝争いのプレッシャーは多大だった。ティショットを左に曲げ、クリークを越えた傾斜面の深いラフの中へ。

マキロイはフェアウェイ方向へ出そうか、逆側へ出そうかと迷っていたが、キャディのハリー・ダイヤモンドの「あるいはドロップ」という助言に従い、1罰打でドロップし、3打目で見事にグリーンを捉え、着実にボギーを拾って2位との1打差を死守。通算19勝目を挙げて、ほっと胸をなで下ろした。

「勝つことは決して容易ではない。2019年の最後の優勝から今日までは長かった。コロナ禍になり、娘が生まれて僕は父親になり、人生が変わった。母の日に優勝して妻のエリカと母国の母を想い、大勢のファンの前で再びプレーすることができ、なにより、この大会でまた勝てたことが素晴らしい」

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